市指定:彫刻 木造不動明王坐像
木造不動明王坐像
不動明王は、大日如来が一切の悪魔・煩悩を降状させるために化現した姿で、教化し難い衆生をも導くため忿怒相をとっていますしています。その信仰は特に日本で平安時代初期以降、密教の隆盛とともに盛んになりました。本像は、栴檀樗(せんだんおうち)材の一木造りで彫眼としています。髪は後頭部まですべて巻髪で、目は天地目、口元は通常と逆の右上牙を下出、左下牙を上手している部分が特徴的です。
ふりがな | もくぞうふどうみょうおうざぞう |
指定(種別) | 岡崎市指定文化財(彫刻) |
員数 | 1軀 |
指定年月日 | 平成18年12月21日 |
所在地 |
岡崎市滝町字山籠 MAP(新しいウィンドウで開きます) |
所有者 | 滝山寺 |
参考文献 | 『天台のほとけ~その美術と三河の歴史~』岡崎市美術博物館、2003年、29ページ |
注意:文化財の概要については、新たな発見や再調査により記載内容が変更となる可能性があります。
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