市指定:彫刻 木造十二天立像
木造十二天立像
ヒンドゥー教の神々が仏教に取り入れられて仏教の守護神となったものです。
八方位を守護する八天の帝釈天(東)、火天(南東)、閻魔天(南)、羅刹天(南西)、水天(西)、風天(北西)、毘沙門天(北)、伊舎那天(北東)に、天地を守護する梵天・地天、日月星宿の守護神である日天・月天を加えて十二天と呼びます。本像は、寄木造で玉眼を嵌入し、現状は古色仕上げとしています。腕釧・持物に金泥、口腔に朱が施されています。徳川綱吉が元禄16年(1703)に甲山寺護摩堂(本堂)を改築した際の棟札から、前立の不動明王、二童子とともに諸大名より寄進されたことがわかります。
ふりがな | もくぞうじゅうにてんりゅうぞう |
指定(種別) | 岡崎市指定文化財(彫刻) |
員数 | 12軀 |
指定年月日 |
平成17年12月20日 |
所在地 | 岡崎市六供町字甲越 MAP(新しいウィンドウで開きます) |
所有者 | 甲山寺 |
参考文献 | 『天台のほとけ~その美術と三河の歴史~』岡崎市美術博物館、2003年、32ページ |
注意:文化財の概要については、新たな発見や再調査により記載内容が変更となる可能性があります。
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