市指定:彫刻 木造阿弥陀三尊像
木造阿弥陀三尊像
いずれも桧材の寄木造で玉眼を嵌入し、凡地金泥塗り、着衣部には切金文様を施しています。中尊阿弥陀如来像の印相は、垂下する左手はその第一・三指を捻じ、第四指を添え、屈臂する右手は第一・二指を捻じるという特殊な来迎印を結んでいます。右足を少し前に出して立つのも通例と逆です。両脇侍は、左肩から条帠をかけ、下半身に裙をまとい、腰布を巻いています。左脇侍の天衣は左手肘から背をわたり右肩にかけており、右脇侍の天衣は左肩から背をわたり右手肘にかけ、いずれも両体側沿いに垂下しています。建長か正元の頃の作と考えられ、浄土宗西山派に受け継がれた阿弥陀像の作例として重要な位置を占めます。
ふりがな | もくぞうあみださんぞんぞう |
指定(種別) | 岡崎市指定文化財(彫刻) |
員数 | 3軀 |
指定年月日 |
平成17年12月20日 |
所在地 | 岡崎市岩津町字檀ノ上 MAP(新しいウィンドウで開きます) |
所有者 | 円福寺 |
参考文献 |
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注意:文化財の概要については、新たな発見や再調査により記載内容が変更となる可能性があります。
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