武力による不当侵略を認めない緊急アピール
令和4年3月22日、岡崎市長、岡崎市議会議長の連名で武力による不当侵略を認めない緊急アピールを行いました。
武力による不当侵略を認めない緊急アピール
ロシアは大義名分なき侵略によりウクライナの主権と領土を侵害し、ウクライナ国民の尊い生命や大切な財産を奪っている。
さらに核兵器の使用を背景にした威嚇や、核関連施設への攻撃などの非人道的行為を繰り返しており、唯一の被爆国に住む我々としても、到底、看過できるものではない。
ウクライナ国民が何物にも代え難い大切な日常生活を失った今、一人でも多くのウクライナ国民が幸せに暮らせるよう政府に必要な支援を求めるとともに、我々も可能な支援を模索していく必要がある。
また、欧州のみならずアジア地域においても、軍事力を背景とした現状変更の試みが散見されている。
我が国においても本市の親善都市である石垣市の尖閣諸島などで、平和を脅かす行為が繰り返されており、いつ紛争が起きてもおかしくない不安定な状況にある。
住民の命と財産を奪う武力の行使は、いかなる理由をもってしても正当化されるものではなく、本市は、武力による他国への不当な侵略を断じて認めない。
全ての国連加盟国は、SDGsの17の目標を一つでも多く実現し、今を生きる全ての住民の安全・安心な暮らしを確保するとともに、将来の世代が今以上に平和で幸せに暮らしていけるようつないでいく責務がある。
「厭離穢土、欣求浄土」の言葉を胸に泰平の世を築き上げた徳川家康公の生誕地「岡崎」から、全世界に対し、武力行使の即時停止と平和な世界の実現を強く呼びかける。
令和4年3月22日
岡崎市長 中根 康浩
岡崎市議会議長 加藤 学