全国初!使用済み指定ごみ袋から新たな指定ごみ袋を作る資源循環スキームを構築しました。
本市は、従来の3R(Reduce(リデュース)、Reuse(リユース)、Recycle(リサイクル))の取組に加えて、資源を有効に循環利用し、資源投入量、廃棄物発生量を限りなく小さくすることを目的として、愛知県が立ち上げたサーキュラーエコノミー推進モデル「あいちサーキュラーエコノミー推進プロジェクトチーム」に参画しています。
この度、同プロジェクトチームのメンバーである「愛知プラスチックス工業株式会社(蒲郡市)」と「三陽化学株式会社(幸田町)」と共同で、回収した使用済みの指定ごみ袋を原料として再び指定ごみ袋を製造する新たな資源循環スキームを構築しました。
これまで使用済み指定ごみ袋の多くは焼却されていましたが、 回収・選別・原料化・フィルム化し、再度指定ごみ袋として製品化することで、再生プラスチック原料を一度だけではなく、繰り返し何度でも使用することが可能になる『全国で初めての取組』です。
1 各工程の説明
事業スキーム図は添付資料1を参照してください。
⑴ 収集【岡崎市】
ごみステーションに排出された指定ごみ袋を収集
⑵ 中間処理【岡崎市】
資源物の中間処理工程で指定ごみ袋を粗選別
⑶ 指定袋の異物除去【岡崎市】
リサイクルの支障となる異物を除去
⑷ 再生プラスチック原料化【三陽化学株式会社】
指定ごみ袋をリサイクル加工しやすいように、ペレット(粒状)に加工
⑸ フィルム化【愛知プラスチックス工業株式会社】
再生プラスチック原料をフィルム状に加工し、新たな指定ごみ袋を製造
※新たに製造された指定ごみ袋は、再度ごみステーションに排出・収集され、⑴から⑸を繰り返
すことでプラスチック資源が循環されます。
2 期待される効果
⑴ 使用済み指定ごみ袋に由来する再生プラスチック原料を70%配合することで、従来の指定
ごみ袋製造時と比較すると約45%のCO2排出量削減(※事業者試算)を見込んでいます。
⑵ 使用済み指定ごみ袋をごみ出しに必要不可欠な指定ごみ袋に再生することで、資源が循
環されている成果を市民が手に取って実感してもらえると考えています。
3 今後について
ごみの分別区分である紙類での使用を想定しています。青色系の指定ごみ袋とすることで個
人情報の記載のある紙が入っていた場合でも袋の外から見えづらくなる効果が期待できます。
今後、資源循環スキームの諸条件を精査し、令和8年度中の導入を目指します。
4 その他
愛知県 記者発表資料
https://www.pref.aichi.jp/press-release/projectteam20250318.html
お問い合わせ先
担当部署:環境部ごみ対策課
電話番号:0564-23-6724