岡崎むかし館の催し
企画展示「戦時下のくらし」
2025年は終戦から80年の節目の年となります。
日本の人口の約9割が戦後生まれとなり、戦争を知らない世代が大多数を占める現在、戦争の悲惨さや悲しみは、遥か昔の出来事のように風化しようとしています。
昭和の初めから終戦を迎える日まで、日本は絶えず戦争の足音とともにありました。身近な人が戦地に赴き命を落としたり、徴用による物資不足で不自由な生活を強いられたり、そして何よりも空襲の恐怖は計り知れないものであったことでしょう。
昭和20年7月20日の未明、岡崎の町はB29の爆撃機による空爆により、一夜にして焼け野原となり200人を超える方々が犠牲となりました。今を生きる私たちは、この戦争の悲惨さを繰り返すことのないよう、次の世代に伝えていかなければなりません。
本展示では、戦時下の人々のくらしをうかがわせる品を展示しています。当時の生活を振り返ることで、戦争と平和について学び考え、あらためて「今を生きる」ことを見つめ直す機会にしてみてはいかがでしょうか。
開催期間 令和7年6月24日(火)~令和7年7月29日(火) 予定