市立小中学校で一人一台のタブレット端末を使った授業が始まりました。
2020年8月25日(火曜日)、岡崎市立の小中学校で、小学校6年生から中学校3年の全児童・生徒に一人一台のタブレット端末の配布が始まり、端末を使った授業がスタートしました。
一人一台の学習用端末と高速ネットワーク環境整備などにより、子ども一人ひとりの個性に合わせた教育の実現を目指す「GIGAスクール構想」の岡崎版。段階的な整備を進め、最終的には市立全小中学生約33,000人が一人一台のタブレット端末を利用できる環境を実現します。特に小学校4年生以上では、自分専用端末である「Myタブレット」として、中学校卒業まで継続して使用し、学習や学校活動での活用により、子どもたちの主体的な学びを促していきます。
今回の端末の配布は、全中学生と小学6年生の約14,500人からスタート。小学1年生~5年生児童へは順次配布し、年内の完了を目指します。
この日、配布があった新香山中学校では、担任教師から生徒一人ひとりに端末が手渡され、生徒らは慣れない手つきでパスワード入力などの初期設定を実施。その後個々の意見を端末上で共有できる協働学習ソフトを使い、「タブレットを使ってどんな学習をしたいか」について意見交換を行いました。
2年生の木下葉月さんは、「自分だけのタブレットを持てることが嬉しい。教科書に載っていないことやグループでの学びなどが、普段と違う発想につながりそうで楽しみ」と笑顔で話しました。
タブレット端末は、当面の間、校内での利用を基本とし、取扱い方法などの習熟が進めば、各校長の判断により、自宅への持ち帰りも許可していく予定。また、新型コロナウイルスの影響による休校などに備え、オンライン遠隔授業での活用も検討しています。