「岡崎産ワイン」のブランド化へ、市内初のワイン工場が竣工
8月29日、西阿知和町に岡崎市内初となるワイン工場「ドメーヌ・イトウ」が完成し、竣工式が行われました。
市北部地域を中心に生産がさかんな特産品・ブドウのさらなるブランド化の推進を目的に、令和5年1月に岡崎市が「岡崎市ワイン特区」の認定を受けたことに伴い、建設が進められてきました。
特区認定により酒税法に定められるワインの最低製造数量基準が6キロリットルから2キロリットルに引き下げられ、これまで市外のワイナリーに委託醸造をしてきたワインの製造が、市内のブドウ生産者により直接行うことができるようになりました。
竣工式には、経営者の伊藤隆さんのほか、市果樹振興会長の鈴木視番さんらが参加し、中根康浩市長とともにテープカット。
市内で農園を営む伊藤さんは、「岡崎のブドウの特徴である甘みを活かして、日本の食文化に合うワインを作っていきたい。この場所で生産するワインを飲むことにより楽しくなって会話が弾むような、コミュニケーションツールのひとつにしたい。」と意気込みを述べました。
中根市長は「地元産のブドウでワインを作ることは、岡崎市の大きな魅力のひとつとなる。」と期待を口にしました。
今後、この工場では、年間4キロリットルのワインを生産し、来年春以降にインターネットや酒販売店などでの販売を予定しているとのことです。