家康公生誕の地から「平和」を力強く発信!岡崎歌舞伎公演
今年は、アフター大河元年であり、徳川家康公生誕の地岡崎では家康公の功績や生き方に想いを寄せたまちづくりを推進することで、一層魅力的な都市として次世代に希望ある未来を引き継いでいく「もっと家康公“ど”まんなかプロジェクト」を進めています。
9月14日(土曜日)、15日(日曜日)の2日間、その中心的な事業の一つ「岡崎歌舞伎公演」が行われました。
公演前、岡崎公園で出演者などが練り歩く「お練り」が行われました。お練りには、葵武将隊をはじめ味噌󠄀六太鼓や市内呉服組合、えびすくい音頭隊など市民のかたも参加したほか、沿道に集まった大勢の市民や歌舞伎ファンから「澤瀉屋(おもだかや)」の掛け声が上がり、盛況な開幕となりました。
また、この日、「岡崎市徳川家康公顕彰条例」が公布施行されました。その前文には「岡崎市民の名誉にかけて、平和国家を希求し続ける」という一文があります。岡崎が舞台となり、家康公が主役の新作歌舞伎「紅葉錦絵葵正夢(はなのにしきえあおいのまさゆめ) -岡崎城紅葉狩りの場-」は、家康公の「戦のない平和な世」を求める想いを、家康公生誕の地であり、平和発祥の地である岡崎から発信する大きな契機となる期待が込められています。
お練りの後に行われた式典で、「紅葉錦絵葵正夢」で徳川家康公を演じる市川中車(いちかわちゅうしゃ)さんが、「澤瀉屋一門、この日を楽しみにしていた」と話すと観客からは歓迎の拍手がわきました。
中根市長は「江戸のふるさと岡崎ならではのスペシャルな歌舞伎公演をぜひ皆さんに楽しんでもらいたい」と話しました。また、「旅噂岡崎猫(たびのうわさおかざきのねこ)」で主演を務める市川青虎(いちかわせいこ)さんは、「今回の演目は難しく考えなくても楽しんでもらえる内容です。ぜひ、お楽しみください」と話しました。
午後、市民会館で、市川中車さんと「紅葉錦絵葵正夢」の脚本・振付の藤間勘十郎(ふじまかんじゅうろう)さんのトークショーが行われました。岡崎市の印象を尋ねられた勘十郎さんは、「都会と自然がうまく合わさったとても住みやすいまちだと感じた」と答えました。中車さんは「役者人生の中で初めて演じる家康公をここ岡崎で演じられることの縁に感謝します。平和を大事にした家康公の想いを伝えたい」と公演の意気込みを述べました。
岡崎歌舞伎公演では、岡崎を代表する八丁味噌󠄀や岡崎城が登場し、江戸時代から岡崎で親しまれてきたことを改めて感じる内容でした。
「紅葉錦絵葵正夢」では、家康公が一代を築き、260年以上続いた「平和」を、生誕の地であり、平和発祥の地である岡崎から力強く発信する姿が描かれ、観客は大きな拍手で感動を伝えました。
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