市販のタンクを利用した手洗い設備
市販のタンクを臨時の手洗い設備として利用しましょう
今回は「市販されている手洗いタンク」と、より衛生的な手洗いができる「市販タンクを使った足踏み式手洗いタンク」の2つを紹介します。
食品取扱者は、手洗いをこまめに行い、食中毒の予防に努めましょう。
市販されている手洗いタンク
手洗いタンクは、ホームセンター等で購入することができます。
<全体像>
<手洗い方法>
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1 タンクに水を入れ、 地面にバケツをセット します。 |
2 レバーを動かして、 水を出します。 |
3 手洗いをします。 |
4 レバーを動かして 水を止めます。 |
市販タンクを使った足踏み式手洗いタンク
市販の手洗いタンクで手洗いをすると、手を洗った後のきれいな手で、再びレバーに触って水を止めなければいけません。
例えば、ノロウイルス等の少量でも感染が成立する病原微生物が、手洗い前の手指に付着していた場合、せっかく手洗いをしても、
水を止める際にレバーから手にウイルスが再度移ってしまう可能性があります。
そこで、水を止める操作を手で行わず、足で行う方法を考案したので紹介します。
<全体像>
上から、市販タンク、紐、バケツです。
<作製方法>
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1 先に穴をあけます。 ※穴は家庭用ドリル (先4mm)で開けました。 |
2 蛇口を90度回転 (レバーを上げると 水が出る方向) して 固定します。 |
3 穴に紐をとおして 結びます。 |
4 紐の反対側を、バケツの 取手が浮くように紐の 長さを調節して結びます。 |
<手洗い方法>
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1 レバーを上げて水を 出します。 |
2 手洗いをします。 |
3 バケツの取手を踏み、 レバーを下げ、水を 止めます。 |
<その他>
ポイント1: 蛇口の向きは、上の画像のように、必ず「レバーを上げると水が出る」方向で使用してください。
反対向きの「レバーを下げると水が出る」方向で手洗いをすると、手洗い後の手に汚れが残る可能性があります。
(参考)手洗い終了時の手の汚染状況「蛇口の向き:レバーを下げると水が出る」
ポイント2: レバーに穴を開ける際は、怪我等に注意してください。
なお、レバーに穴を開けなくても利用できる場合があります。
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A:レバーに突起なし B:レバーに突起あり |
B:突起に紐がひっかかるため利用できます。 (Aでは利用できません。) |
ポイント3: バケツの取手が踏みにくい場合は、以下のもので代用できます。
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1 ペダル 非常に安定します。 ※矢作町四区の皆様から 提供いただきました。 |
2 木の板 両端に穴を開けて紐を 通し、板が浮くようにします。 より安定します。 |