成人男性を対象とした風しんの抗体検査・予防接種(風しんの追加的対策)について
無料で抗体検査と予防接種が受けられるのは令和7年3月まで!
風しんの追加的対策について
平成30年7月以降に風しんの患者数が増加し、その多くは、現在の40歳代から50歳代の男性でした。この年代の男性は今まで風しんの予防接種を受ける機会がなく、風しんの抗体(抵抗力)がある人の割合が、他の年代と比べて低い傾向にあります。
このため、国は緊急対策として令和元年度からこの年代の男性を対象とした風しんの定期予防接種を実施しています。
しかし、この年代の男性であっても過去にり患した経験があるなど約80%のかたが抗体を持っています。そのため、まずは、風しんの抗体検査を受け、十分な抗体がなかった場合に予防接種を受ける、という二段階の方式で対策を進めています。
※岡崎市では妊娠を予定または希望している女性及びその同居者等に対しても、一部助成を実施しています。詳しくは、こちらをご覧ください。
※厚生労働省が本事業の啓発動画を作成しています。下記URLからご視聴ください。
【聞いてナッ得!~受けるのは今! クーポン券の利用で防ごう風しん】 https://nettv.gov-online.go.jp/prg/prg24135.html
【ピックアップ!~赤ちゃんを守る!~男性も風しん対策を】 https://nettv.gov-online.go.jp/prg/prg20050.html
風しんの流行は突然やってきます(ポスター) https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/rubella/dl/poster16.pdf
対象者
昭和37年4月2日から昭和54年4月1日までの間に生まれた岡崎市に住民票のある男性
クーポン券の発送について
上記対象者の方には、令和4年3月30日にクーポン券を発送しました。
(※期限内のクーポン券がないと無料にはなりません。)
紛失等によるクーポン券再発行について
下記担当まで電話または電子申請してください。
電話:0564-23-6714 FAX:0564-23-6621
電子申請:「成人男性を対象とした風しん抗体検査・予防接種クーポン券発行申込受付」
抗体検査・予防接種の流れ
- 岡崎市からクーポン券を受けとります。
- クーポン券を持参し、企業等の健診の機会、特定健診の機会または抗体検査実施医療機関で抗体検査を受けます。(企業等の健診の機会に実施する場合はお勤め先へ、医療機関で実施する場合は医療機関へ事前に予約・確認をしてください)
- 抗体検査の結果、抗体価が低いと判定された場合は定期予防接種の対象になります。(抗体価の基準はこちら)
- 予防接種実施医療機関に予約をし、予防接種を受けます。
抗体検査・予防接種の際に必要なもの
(抗体検査・予防接種共通)
・岡崎市発行のクーポン券
・本人確認書類(運転免許証、マイナンバーカードなど)
(予防接種のみ)
・陰性の風しん抗体検査結果
実施場所(協力医療機関)
風しん抗体検査及び風しん第5期定期接種実施医療機関
厚生労働省ホームページに全国の実施医療機関が一覧で掲載されていますので、下記リンクよりご確認ください。
実施期間
令和7年3月31日まで
※クーポン券の使用期間にご注意ください。
費用
無料(平成31年4月以降、1人1回限り)
※ただし、クーポン券を使用した場合に限ります。
抗体検査・予防接種の注意点
- クーポン券を受け取った後に転出した場合は、当該クーポン券は使用できませんので、住民登録のある自治体からクーポン券を再度受け取ってください。
- 風しん第5期定期接種は麻しん・風しん混合ワクチン(MRワクチン)による接種となります。
風しんとは
風しんは、風しんウイルスによって引き起こされる急性の発疹性感染症で、風しんの免疫がない集団においては、1人の風しん患者から5~7人にうつると言われています。
風しんウイルスの感染経路は、主に飛沫感染・接触感染で、ヒトからヒトへ感染します。
症状は不顕性感染(感染症状を示さない)から、重篤な合併症併発まで幅広く、特に成人で発症した場合、高熱や発疹が長く続いたり、関節痛を認めるなど、小児より重症化することがあります。また、脳炎や血小板減少性紫斑病を合併するなど、入院を要することもあるため、決して軽視はできない疾患です。
また、風しんに対する免疫が不十分な妊娠20週頃までの妊婦が風しんウイルスに感染すると、先天性風しん症候群の赤ちゃんが生まれてくる可能性が高くなります。
なぜ風しんの予防が必要なの?(先天性風しん症候群について)
ご自分の周囲の妊婦さんにもしも風しんを感染させてしまうとどのようなことが起きるのでしょうか?
妊娠初期に風しんに感染すると、胎児も風しんウイルスに感染し、生まれながらにして難聴、心疾患、白内障などになる可能性があります。風しんウイルスが引き起こすこれらの赤ちゃんへの影響を先天性風しん症候群といいます。特に妊娠12週までに風しんに感染すると先天性風しん症候群の赤ちゃんが生まれてくる可能性が高くなると言われています。風しんの予防をしないまま感染し、周囲の妊婦さんへ感染させることのないよう、まずは抗体検査を受け、検査結果により予防接種を受けましょう。
赤ちゃん異常[clean]000927439[1](画像形式(BMP) 1,519キロバイト)
関連記事
- 風しんの追加的対策について(厚生労働省)(新しいウィンドウが開きます)
- 国立感染症研究所(風しんQ&A)(新しいウィンドウが開きます)
- 風しんQ&A(国立感染症研究所感染所情報センター)(新しいウィンドウが開きます)