岡崎市水道事業経営戦略を改定しました
改定の趣旨
本市の水道事業は、昭和8年に通水を開始し、市民生活や経済活動に欠かせない重要なライフラインとして90年を超えて給水を続けてきました。
この90年間で整備してきた水道施設は老朽化が進んでおり、適切な維持管理と計画的な更新を行わなければならない時期を迎えています。
また、施設の老朽化対策に加えて、今後高い確率で発生が予測される大規模地震への対応も必要です。
一方で、こうした老朽化・耐震化対策に必要な水道料金収入は、節水機器の普及や人口減少により減少が見込まれます。
これまでは料金収入の許す範囲で可能な限りの施設更新を実施し健全な財政状況を維持してきましたが、
これにより施設の老朽化・耐震化対策に遅れも生じています。
そこで、将来にわたって安全安心な水道事業を継続することを目指す「岡崎市上下水道ビジョン」を実現するため、
令和4年度に「岡崎市水道施設更新計画」を策定しました。
この施設更新計画では、長期的な視点に立ち維持更新経費の抑制と平準化を図りながら、必要となる更新投資量を算定しました。
この計画に基づき適切な更新を実現するため、財源を根本から見直し、経営戦略を改定します。