令和7年10月1日から水道料金が変わります。
水道料金の改定について
水道事業は皆様からいただく水道料金収入によって運営しています。
平成17年4月の料金改定以来、値上げを行わずに健全経営を続けてきましたが、
古くなった施設を新しくする必要があること、
地震等の大規模な災害に備える必要があること、
お使いいただく水の量が減ったことで料金収入も減少していることなどにより、
健全経営を続けることが難しくなっています。
そこで、安全で安心な岡崎の水道水を将来にわたってお使いいただけるよう、
令和7年10月1日に水道料金を平均9.7%増額します。
市民の皆様のご理解とご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
改定の理由や料金の計算方法をわかりやすくお伝えするため、
動画を作成しましたのでぜひご覧ください。
ご視聴はこちら⇒https://youtu.be/5ebU8iuJpVI (新しいウィンドウで開きます)
新しい水道料金表

料金改定の影響
例えば、ご使用のメーター口径が13mm、使用水量が20立方メートルの場合の計算は次のようになります。
改定前 : (520円+65円×10立方メートル+127円×10立方メートル)×1.1=2,684円
改定後 : (571円+73円×10立方メートル+135円×10立方メートル)×1.1=2,916円
となり、1か月あたり232円の増額となります。
メーター口径が13mmの場合、主な水量では次のような影響になります。
※水道料金は下水道使用料と合わせて、2か月分をお支払いいただいています。
下水道使用料と合わせた2か月分の料金は以下のシミュレーションでご確認いただけます。
現行料金(~令和7年9月30日)はこちら(新しいウィンドウで開きます)
新料金(令和7年10月1日~)はこちら(新しいウィンドウで開きます)
改定の時期
令和7年10月1日から新しい料金になります。
ただし、請求額の基となる使用水量を2か月に1回の検針により決定しているため、
令和7年10月1日以前から水道をご利用の方は、 料金算定期間に「現行料金が適用される期間」を含む場合は現行料金での計算となります。
水道料金の改定理由
水道施設の老朽化・耐震化への対応
岡崎市の水道事業は昭和8年以来、約90年にわたり給水を続けてきました。この間に作り上げてきた膨大な水道施設は老朽化が進んでいます。
また、今後30年以内に高い確率で発生が予測されている南海トラフ巨大地震等に備え、水道施設の耐震化が必要です。
こうした、老朽化・耐震化に適切に対応するため、上下水道局では令和5年に「岡崎市水道施設更新計画」を策定しました。
本計画を着実に実施していくために、その財源を安定的に確保する必要があります。
※計画の詳細はこちら(新しいウィンドウで開きます)をご覧ください。
▲完成から40年以上が経った水道管を老朽管としています。水道管は年々古くなっており、令和5年度末時点で、平成19年度の約3倍の長さになっています。
古くなった水道管は漏水する可能性が高まるほか、耐震性も乏しいことから適切に交換する必要があります。
▲水道管からの漏水の様子。漏水すると、水道管を修理するまで水道水が使えなくなることもあります。
▲古くなった施設の更新や耐震化を適切に進めるため、今後42.9億円/年が必要と見込んでいます。
水道料金収入の減少


▲水道水の使用量が減少してきたことに伴い、水道料金収入も減少傾向にあります。
経営の目標
経営状況の見込み
料金改定を行わず借入も抑制したうえで施設更新計画を進めると、
経営は令和14年に赤字となり、資金は令和11年に目標額を下回り令和15年に枯渇すると試算しています。
そこで、令和7年に料金改定を実施し、さらに段階的に改定を行うことで、長期的なご負担額を抑制しつつ経営目標を達成できる見込みとなりました。
将来の世代にも安全安心な水道水を使い続けていただけるよう、ご理解とご協力をお願いいたします。
水道料金の改定についての出前講座
関連資料
水道料金・下水道使用料の計算方法(PDF形式 80キロバイト)
水道料金・下水道使用料早見表(R7年9月まで)(PDF形式 115キロバイト)
水道料金・下水道使用料早見表(新水道料金R7年10月から)(PDF形式 160キロバイト)
【水道料金のみ】現行料金・新料金差額早見表(PDF形式 157キロバイト)
PDFファイルの閲覧には、Adobe Reader(新しいウインドウが開き、岡崎市のサイトを離れます)が必要です。
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- 水道料金・下水道使用料計算シミュレーション(令和7年10月水道料金改定後)(新しいウィンドウが開きます)