豪雨時にトイレ等から水が噴き出す現象について
最終更新日令和5年8月15日 ｜ ページID 033666
ゲリラ豪雨と呼ばれるような短時間に強い雨が降る際に、トイレから水が逆流したり、キッチン等の排水口から音がすることがあります。
これは、生活排水等の汚水と雨水を1つの下水道管に集めている合流式下水道区域で発生します。
原因は、道路の下に埋められている下水道管が、能力以上の水量により一時的にいっぱいになってしまうことで、家庭内の排水先がなくなってしまい、トイレやキッチンに空気や雨水の逆流が起きてしまうためです。
このページでは、詳しい仕組みを解説しています。
大雨時の下水道の状況
対策方法について
【宅内の汚水ますの蓋を一時的に外しておく】
宅地内には家庭内排水を下水道管へ流すまでに、宅地内排水ますというものがあります。
強い雨が降った際はこのますのふたを開けてください。
ますのふたは、悪臭が上がってくるのを防ぐために密閉型である場合がほとんどです。
上の図のように、排水ますのふたが密閉されていると雨どい等に溜まった雨水はますから出ていくことができません。
このふたを開けることによって雨水の逃げ道ができますので家庭内に空気が逆流しにくくなります。
宅地内のますはマイナスドライバーなどでこじ開ける事ができます。
※ふたを外したままの場合には、下水道からの臭いが上がったり排水の溢れるおそれがありますので、戻し忘れのないようご注意ください 。
【屋外の下水ます（汚水）のふたを圧力開放型のふたに取り替える】
圧力開放型のふたは、宅地内排水管の圧力が上がった際に上ぶたの一部から空気が抜け、圧力を開放するふたです。
こちらに取り替えていただけると宅地内ますのふたを開けることと同等の効果が見込めます。
【圧力解放蓋の例】
圧力開放型のふたに取り替える場合、ふた枠からの工事が必要な場合があります。
工事につきましては、岡崎市排水設備工事店へご相談ください。
岡崎市排水設備工事店
