岡崎市の農業の概要
岡崎市の農業の概要
岡崎市は、愛知県のほぼ中央に位置し、古くは城下町として栄え、近年では隣接する自動車関連産業の発展とともに人口が増加し、中核市として現在も発展を続けています。
農業は温暖な気候と矢作川及び乙川水系の豊富な水と肥沃な大地に恵まれ、高速道路や主要幹線道路網が整備された立地条件を活かし、平坦部では水稲・麦・大豆を主体とした土地利用型農業を中心に、いちご・なす・花き等の施設園芸が栄え、丘陵地ではぶどう・柿等の果樹栽培、酪農・養豚・養鶏等の畜産業も行なわれています。
近年では農作業の効率化を図るための近代的な技術も導入され、都市近郊型農業地帯として発展してきました。
- 耕地面積(第60次東海農林水産統計年報)
3,390ヘクタール |
田 | 2,500ヘクタール |
畑 | 888ヘクタール |
- 販売農家(2010年農林業センサス)
2,537戸(耕地面積30アール以上または、年間農産物販売金額50万円以上)
※ 1ヘクタール = 100アール = 10,000平方メートル
- 農産物の生産状況
種別 |
作付面積 (ヘクタール) |
生産量 (トン) |
出典 |
水稲 | 1,400 | 7,470 | 第59次東海農林水産統計年報 |
小麦 | 560 | 1,830 | |
大豆 | 505 | 697 | |
なす | 9.2 | 1,318 |
農務課調べ (平成25年度) |
いちご | 8.3 | 423 | |
ぶどう | 31.4 | 408.8 |
- 畜産物の生産状況
種別 |
飼養戸数(戸) |
飼養頭羽数 | 出典 |
乳用牛 | 9 | 581 |
農務課調べ (平成24年度愛知県中央家畜保健衛生所調べ) |
肉用牛 | 17 | 486 | |
豚 | 2 | 4,540 | |
採卵鶏 | 10 | 783,233 |
詳しくは、平成25年度岡崎市の農林業概要を参照してください。
岡崎市のブランド化推進品目
岡崎市では、農業振興の取組みとして、様々な農林産物のブランド化を推進しています。
(岡崎市農林産物マップ)
岡崎市では農林産物のうち、下記の品目をブランド化推進品目として指定しています。
- 野菜
いちご、なす、きゅうり、法性寺ねぎ 、ほうれん草、自然薯、お茶
- 果物
柿、ぶどう、ワイン、ぶどうジャム、フルーツソース、いちじく、くり
- 畜産
牛乳、鶏卵、豚肉、牛肉、はちみつ
- 林産
なめこ、しめじ、木材、しいたけ、やなぎまつたけ、ワサビ、山菜
- 穀物
米、小麦、大豆
- 花き
しめ縄、千両、鉢物、切花、植木
また、ブランド化推進品目のうち、いくつかの品目については、出荷資材等に下の岡崎市ブランド化推進シンボルマークが使用されています。
岡崎市の農業振興ための取組み
岡崎市では、農業の振興のため、以下の取組みを行っています。
- 地元市場への出荷の奨励
市場出荷農家の組織化、研修会や視察の開催等を行っています。
- 学校給食に地元の野菜を使用
関係機関や生産者団体と協力を行い、市内学校へ地元の野菜を使用した学校給食を提供しています。
- 産直施設設置による小規模農家の出荷奨励
小規模農家の出荷の奨励、農家の流通コストの削減、地産地消の促進等を目的に産直施設を設置しています。
おかざき農遊館(平成8年に東阿知和町にオープンした産直施設です)
ふれあいドーム岡崎(平成12年に下青野町にオープンした産直施設です)
道の駅藤川宿(平成24年9月に藤川町にオープンした道の駅です)(岡崎パブリックサービス・JAあいち三河共同事業体のサイトになります)(新しいウィンドウで開きます)
- 環境保全型農業の推進
農薬や肥料を減らした、環境に配慮した農業と安全安心な地元野菜の提供を推進しています。
- 農業関係イベントの開催、協力
生産者団体等と協力を行い、随時地産地消イベントを開催しています。
- 農林産物のブランド化の推進
農林産物の品質の向上やPRを通じて、市場等から信頼され消費者に喜ばれる産品となるようブランド化を推進しています。
- 新規就農支援
農業の担い手確保のため、様々な取組みを行っています。