岡崎市環境基本計画 事業別の環境配慮指針
事業別の環境配慮指針
環境配慮のための方策を計画に取り込んでいくよう、9つの事業を対象として、環境配慮事項を提示します。
住宅系施設整備事業
- 合併処理浄化槽の設置など家庭からの排水の浄化に配慮する。
- 自然エネルギーの利用や地域冷暖房などのシステムの導入を検討する。
- ごみの分別収集のためのストックヤードの設置を検討する。
商業・業務系施設整備事業
- 車両等による騒音・振動、大気汚染が生じないよう交通アクセスの検討を行う。
- 廃棄物のリサイクルシステムを検討する。
工業系施設整備事業
- 機械類や施設からの騒音・振動、悪臭等の影響が生じないように配慮する。
- 適切な排水処理、排水の再利用に努める。
- 廃棄物のリサイクルシステムを検討する。
- 燃料は良質かつ低公害なものを使用する。
廃棄物処理施設整備事業
- 焼却施設には高効率の排ガス処理装置を設置するなど大気への影響を抑制していく。
- 最終処分場には土壌汚染を生じさせないよう十分な配慮を行う。
- 焼却灰や汚泥を適正に処理し、再利用の方法を検討する。
- 余熱利用や廃棄物の再資源化など資源循環システムを検討する。
河川・水路整備事業
- 河川の生物多様性を高めるため、多自然型の採用に努める。
- 堤防の緑化や親水性護岸など市民の憩いの場となるような施設の配置を検討する。
公園緑地整備事業
- 公園内の樹林地は適正な管理による育成に努める。
- 樹木の植栽など緑化にあたっては、周辺環境との調和に配慮する。
- 枯葉や枯木、刈枝等の処理は堆肥化等のリサイクルシステムの導入を検討する。
農業整備事業
- 水質汚濁を防止する。
- 化学肥料や化学農薬の使用を抑制する。
- 魅力的な農村風景の創出を検討する。
交通系施設整備事業
- 環境施設帯の設置など大気汚染や騒音・振動の緩和に努める。
- 街路樹の整備やのり面の緑化に努める。
- 高架構造の場合は、電波障害や日照障害への対策を十分行う。
造成工事を伴う事業
- 地形の改変を最小限に抑えていくよう効率的な造成計画を検討する。
- 貴重種等の生息・生育地は、保全に努める。
- 樹木の伐採は最小限とする。
- 工事中の重機等からの騒音や排ガスの発生が周辺に影響を及ぼさないよう十分配慮する。
- 工事に伴う排水は、沈砂池の設置などの対策を行い、周辺の河川や水路への濁水の流入を抑えていく。
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