行政評価
行政評価とは
行政評価とは、「行政活動を政策の視点、執行の視点等から一定の基準にしたがって評価し、その結果を今後の行政活動の改善に結びつける手法」のことです。NPM(ニューパブリックマネジメント:民間企業の経営理論・手法をできる限り行政現場に取り入れて、行政部門の効率化・活性化を図る考え方)という理論の浸透に伴い、1990年代から各地の自治体で行政評価が行われるようになりました。
行政評価の必要性
岡崎市では政策→施策→業務活動という政策体系のもと、様々な活動を実施していますが、本格的な少子高齢化や人口減少の時代を迎え、今後も厳しい財政状況が見込まれます。そのため現在では、 かつてのように行政活動の量(どれだけの予算で、どれだけの活動を行ったか)を重視するのではなくて、行政活動の質(どれだけの予算で、どれだけの成果を挙げたのか)を重視しています。行政活動の質を評価・検証するために、行政評価を導入し、事業に優先順位を付け、事業の選択と集中を図りながら、戦略的な行政経営(マネジメント)に取り組んでいます。
行政評価の仕組み
岡崎市では行政評価の一環として平成15年度から事務事業評価を導入し、個別の業務活動の必要性・効率性・有効性等を評価しています。評価結果は市民へ公表されるとともに、PDCAサイクルに基づき、評価結果を踏まえた業務活動の改善を行い、予算編成や職員配置に反映させています。
行政評価の効果
行政評価に取り組むことにより、以下の効果が期待されます。
- 市民サービスの質的向上
- 市民への説明責任の徹底
- 職員の意識改革
- 効果的かつ合理的な行政運営