県指定:天然記念物 北山湿地
北山湿地
北山湿地は、岡崎市の中南部に位置し、標高約200メートルの丘陵地に囲まれています。大半がコナラの天然林と大小10余りの湿地群から成る本湿地は、岡崎市最大の湿地群です。この地域は領家変成岩を基盤としており、水の浸透が比較的少ないため、良好な湿地群が形成されています。
植物としては、絶滅危惧植物が多数生育し、中でもオオミズゴケやヒナノシャクジョウ等の湿地性植物が豊富で、特に学術的には、ムラサキミミカキグサやコミゾソバ等が広い範囲に生育している点で貴重です。動物では、湿地の代表種であるハッチョウトンボやヒメタイコウチ、ギフチョウが多く生息していいます。
本湿地は、山間部からの湧水が谷間に流れ込み、そこに多様な動植物が生育し、豊かな環境が形成されることによって作りだされた景観を持つ湿地として貴重です。
ふりがな | きたやましっち |
指定(種別) | 愛知県指定(天然記念物) |
員数 | 26.595ヘクタール |
指定年月日 | 平成29年2月10日 |
所在地 | 岡崎市池金町字上落合 MAP(新しいウィンドウで開きます) |
所有者 | 岡崎市 |
公開情報 | 見学可 |
参考文献 |
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リンク |
北山湿地(愛知県岡崎市公式観光サイト) |
注意:文化財の概要については、新たな発見や再調査により記載内容が変更となる可能性があります。
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