県指定:天然記念物 岡崎城跡の五万石ふじ
岡崎城跡の五万石ふじ
岡崎城跡の南西部、乙川を望む1300平方メートルの範囲に生育するフジの古株で、最も古いものは樹齢120年以上と推定されます。
岡崎藩の所有石高にちなんで「五万石ふじ」と呼ばれており、5月初旬の花期には、約160cmの花穂が開花し、優美な姿を展開します。
かつて。岡崎城の入り口付近にあったものを。 現在の場所に移植したものと伝わり、古くから岡崎の人々に身近なものとして親しまれ、大切にされてきました。昭和38年に市指定天然記念物に指定され、昭和45年にはこの藤に由来して、フジの花が岡崎市の市の花に選ばれました。その後、平成3年には「五万石ふじ」が岡崎市のふるさとの名木に選定されました。
ふりがな | おかざきじょうあとのごまんごくふじ |
指定(種別) | 愛知県指定(天然記念物) |
員数 | 7株 約1,300平方メートル |
指定年月日 | 令和4年1月28日 |
所在地 |
岡崎市康生町562番地3 岡崎公園内 MAP(新しいウィンドウで開きます) |
所有者 | 岡崎市 |
公開情報 | 見学可(ふじの開花は、4月下旬から5月上旬) |
参考文献 |
『岡崎市の植物(岡崎市植物誌)』大原準之助著、岡崎市教育委員会、1971年、26ページ |
注意:文化財の概要については、新たな発見や再調査により記載内容が変更となる可能性があります。
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