離乳食のよくある質問
離乳食のよくある質問
離乳初期(5~6か月頃)の困りごとはこちら
Q:離乳食を始めましたがうまく食べてくれません。
Q:離乳食の量が増えません。どのように進めたらよいですか。
Q:アレルギーが心配です。
離乳中期(7~8か月頃)の困りごとはこちら
Q:離乳食を嫌がるようになりました。どうすればよいですか。
Q:丸飲みしているかもしれません。
Q:いつも同じメニューになってしまいます。
離乳後期(9~11か月)の困りごとはこちら
Q:離乳食を目安量食べません。どのように進めたらよいですか。
Q:手づかみ食べをさせた方がよいですか。
Q:フォローアップミルクをあげた方がよいですか。
その他
Q:離乳食づくりを楽にするにはどのような方法がありますか。
Q:不足しやすい栄養素はありますか。
Q:どのようにコップ飲みをさせたらよいですか。
Q:就園前に食事の面で何かやっておくべきことはありますか。
※困りごとや御相談等ありましたら電話で御相談ください。
離乳初期(5~6か月頃)
Q:離乳食を始めましたがうまく食べてくれません。
A:はじめは上手に食べられなくても次第に上手になります。あせらずゆったりとした気持ちで進めていきましょう。離乳食を嫌がって続けることが難しいような場合は、まだ離乳食を食べる準備ができていないかもしれませんので、しばらく日にちを置いてから再度始めてみましょう。お父さんお母さんが緊張していると子どもも緊張してしまいます。声をかけながらリラックスしてあげるようにしましょう。
Q:離乳食の量が増えません。どのように進めたらよいですか。
A:離乳食に慣れることが目的の時期です。量にこだわらず、子どものペースに合わせて進めましょう。おかゆに慣れたらじゃがいもや人参等の野菜へ種類を増やしていきましょう。
Q:アレルギーが心配です。
A:離乳の開始や特定の食物の摂取開始を遅らせても、食物アレルギーの予防効果があるという科学的根拠がないことが報告されています。母乳育児の場合、鉄欠乏を生じやすく貧血を引き起こすことがあるので、適切な時期に与えるようにしましょう。アレルギー症状が出たと思われる場合は、自己判断せずに必ず医師の診断を受けるようにしましょう。
離乳中期(7~8か月頃)
Q:離乳食を嫌がるようになりました。どうすればよいですか。
A:この時期の子どもが嫌がる原因として、口の機能と食べ物の形態が合っていないことや、急に食材の形態を変えることで戸惑ってしまうことなどがあげられます。ペースト状にみじん切りを少し混ぜたり、パサパサするものはとろみをつけてあげるとまとまりがよく、飲み込みやすくなります。 固さや粒が苦手で上手に飲み込めないときは、ペースト状に戻し、様子を見ながら再度舌でつぶせる固さに挑戦してみましょう。また、大人がおいしそうに食べる様子を見せると、一緒に食べる場合もあります。それでも嫌がる場合は、数日休んでみるなどし、行きつ戻りつで進めていきましょう。
Q:丸飲みしているかもしれません。
A:固さが合っていないかもしれません。やわらかすぎ、固すぎると丸飲みしてしまう恐れがあります。また、次々と与えると丸飲みの習慣がついてしまう可能性があります。子どもがもぐもぐして飲み込んでから次の1さじを与えるようにしましょう。
Q:いつも同じメニューになってしまいます。
A:同じ食材であっても組み合わせる食材や味付けを変えるだけでも変化します。この時期は使用できる食材が増えてくるので、いろいろな味や舌触りを体験させてあげましょう。
離乳後期(9~11か月頃)
Q:離乳食を目安量食べません。どのように進めたらよいですか。
A:目安量通りに食べなくても、身長・体重が成長曲線に沿って伸びていればあまり心配することはありません。後期は個人差が出てくる時期です。子どもの成長に合った量や固さにしていきましょう。また、食べむらも出てくる時期です。離乳食をおいしく食べられるように、母乳やミルクの時間や回数などを見直し、生活リズムを整えましょう。
Q:手づかみ食べをさせた方がよいですか。
A:手づかみ食べは、自分で適度な一口量やかむ力加減を覚えたり、食べものの形や感触を手で触れて学んでいます。自分が食べる意欲が出てきた証でもあります。離乳食に手を出す等興味を示す様子が見られたら、汚れても良い環境をつくるなどし、積極的に手づかみ食べをさせてあげましょう。
Q:フォローアップミルクをあげた方がよいですか。
A:離乳食が順調に進んでいれば必要ありませんが、9カ月以降離乳食が順調に進まず、鉄の不足が心配される場合は、医師に相談した上使用を検討しましょう。
その他
Q:離乳食づくりを楽にするにはどのような方法がありますか。
A:まとめて作って冷凍しておく”フリージング”や”ベビーフード”が便利です。また、大人用の食事から離乳食用に必要量だけ取り出して調理する”取り分け”を行うと、大人の食事と離乳食の両方を同時に用意することができます。
≪フリージング≫
≪ベビーフード≫
・献立を1品増やしたり、献立に変化をつけられます。
・時間がない時や外出時など手軽に用意できます。
・レバーなど調理しにくい素材を利用したい時に離乳食が作りやすくなります。
・離乳食づくりの参考になります。
≪取り分け≫
1.離乳食の進み具合に合わせて子どもが食べられる食材を使います。
2.大人用の味付けをつける前に取り分けます。
3.取り分けた後、刻む、つぶす、とろみをつけるなどして、食材の固さや大きさを調整し、子どもが食べやすいよう調理しましょう。
Q:不足しやすい栄養素はありますか。
A:母乳育児の場合、生後6か月以降、鉄やビタミンDが不足しやすいと言われています。子どもの成長に合わせて食べられる食材を順次取り入れていきましょう。
≪鉄が多い食品≫
肉類(レバー・もも肉)、魚(マグロ・かつお等)、大豆製品、青菜・海藻類、卵、ごまなど |
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≪ビタミンDが多い食品≫
魚(さけ、しらす、さんま、いわし、ぶり)、卵など |
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食べられる食材が増えてきたら、栄養バランスを考えて、主食・主菜・副菜を組み合わせるようにしましょう。
Q:どのようにコップ飲みをさせたらよいですか。
A:まずはスプーンを横にして液体をすすりこむ練習をしていきます。スプーンで上手にすすれるようになったら、おちょこのような浅いコップで練習をし、その後徐々に深いコップで練習をしていきます。
Q:就園前に食事の面で何かやっておくとよいことはありますか。
A:就園をお考えの方は、給食にどのような食材が使用されているのか園に相談し、家庭で安全に食べられるか確認することをおすすめします。また、月齢に沿った食具やコップ飲みの練習をしておくとよいでしょう。