鳥川(とっかわ)ホタルの里が環境省の自然共生サイトに認定されます。
鳥川ホタルの里は、市内南東部に位置する鳥川(とりかわ)町にありゲンジボタルが多く舞う自然豊かな地区です。
ゲンジボタルを通じて豊かな自然に触れることができる地区であることから、令和4年4月1日に岡崎市自然環境保全条例に基づく自然ふれあい地区に、鳥川町全域を一体的に指定しました。行政・市民・事業者の協働の下、自然環境の保全・創出・活用を図る地区として、生物多様性の保全を推進しています。
これらの取組を踏まえ、市は、環境省が今年度から開始した「民間の取組等によって生物多様性の保全が図られている区域」を「自然共生サイト」に認定する事業に、鳥川ホタルの里を申請し、このたび下記のとおり第一弾として認定されます。
1 認定日
令和5年10月25日(水曜日)
2 自然共生サイトとは
環境省が、2030年までに陸と海の30%以上を保全する国際目標「30by30(サーティバイサーテ
ィ)」の推進のために、令和5年4月から開始した認定事業において、生物多様性の価値を有し、
事業者、民間団体・個人、地方公共団体による様々な取組によって、本来の目的に関わらず生
物多様性の保全が図られている区域が「自然共生サイト」の対象となります。
3 認定式
⑴ 日時
令和5年10月25日(水曜日) 14時~17時30分
⑵ 場所
星稜会館(東京都千代田区)
4 自然共生サイト認定のメリット
⑴ 生物多様性の保全
生物多様性の保全のためには、希少種が多く生息・生育する自然環境保護区のみなら
ず、鳥川ホタルの里のように自然保護を主目的とせずとも中山間地域等の自然環境が豊
かな場所を維持管理していくことも重要です。
自然共生サイトに認定されることで、内外にも広く認識され、その重要性が増すことにより、
生物多様性の継続的な保全につながります。
⑵ 持続的な保全・活性化
近年、自然環境の多面的機能について重きが置かれるようになり、経済と環境が融合す
る動きが進んでいます。事業者が、企業価値を高めるためには、自然環境保全が不可欠
で、自然共生サイトはその受け皿となりえます。
また、自然共生サイトの認定を受けた土地の維持管理等に要するコスト、人材不足等に
対して、第三者が支援する場合のインセンティブとして発行される「貢献証書」による制度
も、現在検討されています。
5 その他
今後も、民有地、公有地に限らず自然共生サイトにふさわしい地区は積極的に認定申請を進
めます。
お問い合わせ先
担当部署:環境部環境政策課
電話番号:0564-23-6188