文化財建造物の予防査察を実施しました。
2020年1月21日(火曜日)に信光明寺(岩津町)で、文化財建造物の予防査察を実施しました。
この予防査察は、文化財を火災などの災害から守るため、市民及び関係者に広く文化財に対する愛護思想の高揚と防災体制の強化を図ることを目的に、毎年1月26日の「文化財防火デー」にあわせて実施しています。昨年10月の首里城(那覇市)の火災を受け、文化財の防火対策はその重要性が増しています。
この日は、市消防本部予防課と教育委員会社会教育課の担当者が査察員として同寺を訪れ、自動火災報知設備や消火器、放水銃などの防火設備を点検したほか、火気使用や訓練実施に関する注意点など、日頃の防災体制の強化について指導しました。
住職の近藤正行さんは、「火元に気を配り、かつ不審者にも気を付けたい。」と話していました。
今後、22日は上地八幡宮(上地町)で、23日は滝山東照宮(滝町)で、24日は合資会社八丁味噌(八帖町)で、27日は保久八幡宮(保久町)で、予防査察が行われます。
また、1月26日(日曜日)には、三河武士のやかた家康館(康生町)で文化財火災防御訓練を実施し、さらなる対策強化につなげます。