愛知県無形民俗文化財 滝山寺鬼まつりが行われました
2020年2月15日(土)に滝山寺(滝町)で、鬼まつりが行われました。鎌倉時代から800年続く天下泰平・五穀豊穣を願う伝統行事で、天下の奇祭として愛知県の無形民俗文化財第1号(昭和29年3月12日)に指定されています。
この祭りには、「孫面」「祖父面」「祖母面」の3つの鬼神の面をかぶった鬼が登場。節分の豆まきのように、“鬼は追い払うもの”というイメージが強いですが、 滝山寺に登場する鬼たちは、逆に邪鬼をはらう役目を担っています。
クライマックスである「火まつり」は、国重要文化財である本堂に持ち込まれた30本を超える巨大な松明(たいまつ)により、建物全体が炎に包まれる圧巻の光景。燃え盛る炎の熱気、半鐘が鳴り響く音、大松明を持ち走る人々の迫力に、参拝者たちは圧倒された様子でした。