岡崎市民病院の職員が「第29回総合リハビリテーション賞」を受賞しました。
2021年11月10日(水曜日)、「第29回総合リハビリテーション賞」を受賞した岡崎市民病院の長尾恭史言語聴覚士が市長に報告しました。
総合リハビリテーション賞は、年1回、医学書院が発行する総合誌『総合リハビリテーション』に投稿された論文の中で最も優れた論文に贈呈されます。筆頭著者の長尾言語聴覚士と共同著者10人がまとめた論文「急性期重度嚥下(えんげ)障害患者に対する完全側臥位(そくがい)導入による帰結の変化」が評価され、岡崎市民病院の職員で初めての受賞となりました。
論文は、飲み込みが困難な急性期患者が、真横に寝た状態で食事を行うことで誤嚥(ごえん)を防ぐことができるという研究結果をまとめたもの。誤嚥による肺炎のリスクが低下するため、今後の治療への有用性が示されています。
今回の受賞について市長は「このような権威ある賞を本市の職員が受賞したことを誇りに思う」と称賛。長尾言語聴覚士は「食は人生の大きな楽しみの一つ。今後もチームで患者さんの不安を少しでも取り除きたい」と意気込みを語りました。