おたふくかぜ(第1期)予防接種
おたふくかぜ(第1期)予防接種(任意予防接種)
平成30年6月1日からおたふくかぜ(第1期)予防接種の一部公費助成を開始しました。
トピックス おたふくかぜワクチンが限定出荷となっているため、救済を行います。
令和7年3月現在、おたふくかぜワクチンの限定出荷により、医療機関で予約が取りづらくなっています。そのため、令和5年3月1日生まれ~令和5年9月30日生まれのかたを対象に、救済を行います。
・救済の期間
接種期限を令和7年9月30日(火曜日)まで延ばします。
・受付期間
令和5年3月1日から令和5年5月31日生まれの方 令和7年5月30日(金曜日)まで
令和5年6月1日から令和5年9月30日生まれの方 2歳のお誕生日の2か月前から2歳のお誕生日前日まで
・手続き方法
接種日当日までに、おたふくかぜ(第1期)予防接種接種券と母子健康手帳を保健所窓口へ提出ください。接種期限を修正してお返しします。
郵送のかたは、接種券と母子健康手帳の写し(出生届出済欄と、予防接種のページのすべて)を同封し、ワクチン接種推進室まで郵送ください。手続きには返送も含め、1~2週間かかりますので、お早めに手続きください。
接種券を受け取り後、医療機関で予約を取り、接種を受けてください。
・救済の手続きを行わず、接種期限の切れた接種券で予防注射を行った場合は、自費接種となります。必ず接種前に救済の手続きを行ってください。
おたふくかぜとは
おたふくかぜ(流行性耳下腺炎)は、ムンプスウイルスの感染によって起こる全身性感染症です。基本的には飛沫感染ですが、唾液による直接・間接の接触感染もあります。2~3週間(平均18日間)の潜伏期の後、耳下腺・顎下腺・舌下腺の腫れと圧痛(押すと痛い)を主な症状として発症します。耳下腺の腫れは発症後1~3日でピークとなり、その後3~7日かけて治っていきます。発熱は1~6日ほど続きます。
周りの人に感染させる可能性がある期間は、耳下腺の腫れの6日前から、耳下腺・顎下腺・舌下線の腫れが現れてからほぼ5日を経過するまでとされています。
合併症としては、精巣炎、卵巣炎、膵炎、腎炎、髄膜炎、髄膜脳炎、感音性難聴等があります。髄膜炎は合併症として珍しくなく、おたふくかぜ経過中の発熱・頭痛・嘔吐は髄膜炎を疑う症状として注意が必要です。感音性難聴は、自然におたふくかぜにかかった人のうち400~20,000人に1人程度発症し、発症すると聴力の回復は困難です。多くは片側の難聴ですが、両側の難聴となる場合もあります。
おたふくかぜワクチンについて
現在、国の審議会等で検討が進められていますが、副反応としての髄膜炎の発生頻度が問題とされ、現在のところ任意のワクチンとして接種が行われています。
おたふくかぜワクチンの副反応としては、アナフィラキシーの報告がまれにあります。また、ワクチンに由来すると考えられる無菌性髄膜炎は、0.03~0.06%の頻度で発生するとの報告があります(各社製品の添付文書には、1,600人~2,300人に1人の頻度で発症すると記載されています)。
通知(予診票・接種券)の発送について
・おたふくかぜ(第1期)予防接種の通知(予診票・接種券)は、対象者が1歳を迎える月の前月の下旬に発送します。通知が届く前に予約をされていて予約日の間際になっても通知が届かない場合は、下記担当課へお問い合わせください。
・通知は、麻しん・風しん(MR)1期、水痘(みずぼうそう)予防接種の通知とは別の封筒で発送します。
・岡崎市へ転入されたかたで調査票が未返送の場合は、通知が発送できません。調査票を速やかにご返送ください。お急ぎの場合は、記入した調査票と母子健康手帳を保健所窓口へお持ちください。
接種について
対象者は、接種日時点で岡崎市に住民登録があるかたです。
対象年齢 |
回数 |
自己負担額 |
---|---|---|
1歳から2歳未満 |
1回 |
4,300円 |
・自己負担額は市の助成が適応された額です。
・市民税非課税世帯・生活保護世帯のかたは接種前の手続きで自己負担額が無料になります。詳しくは下記担当課へお問い合わせください。
・日本小児科学会は就学前に2回目の接種を推奨しています。詳しくは、おたふくかぜ第2期のページをご確認ください。