献血の基準

献血の際には、事前に血液比重測定、血圧測定などを行い、それらを医師が総合的に判断し、献血の適否を決めます。
献血の基準は、献血の方法により少しずつ異なりますが、その日の体調や自分に適した献血を自分自身で選べます。
また、患者さんへの二次感染を防ぐため、ウイルスに感染している可能性のある方の検査目的の献血は絶対にしないようにお願いします。
献血の基準(平成23年4月1日一部改正)
項目 | 200ミリリットル献血 | 400ミリリットル献血 | 血しょう成分献血 | 血小板成分献血 |
---|---|---|---|---|
1回献血量 | 200ミリリットル | 400ミリリットル | 300ミリリットルから600ミリリットル (体重別) | 400ミリリットル以下 |
年齢 | 16から69歳(注釈) | 男性17から69歳(注釈) 女性18から69歳(注釈) |
18から69歳(注釈) | 男性18から69歳(注釈) 女性18から54歳 |
体重 | 男性45キログラム以上 女性40キログラム以上 |
男女とも50キログラム以上 | 男性45キログラム以上 女性40キログラム以上 |
|
最高血圧 | 90mmHg以上 | |||
血液比重等 | 血色素量 男性12.5グラム/デシリットル以上 女性12グラム/デシリットル以上 |
血色素量 男性13グラム/デシリットル以上 女性12.5グラム/デシリットル以上 |
血色素量 12グラム/デシリットル以上 (赤血球指数が標準域にある女性は11.5グラム/デシリットル以上) |
血色素量 12グラム/デシリットル以上 |
血小板数 | ― | ― | ― | 15万/マイクロリットル以上、 60万/マイクロリットル以下 |
年間 実施回数 |
男性6回以内 女性4回以内 |
男性3回以内 女性2回以内 |
血小板成分献血1回を2回に 換算し、 血しょう成分献血と合わせて24回以内 |
|
年間 総献血量 |
200ミリリットル献血と400ミリリットル献血を合わせて 男性1,200ミリリットル以内 女性 800ミリリットル以内 |
― | ― |
(注釈)65歳以上の献血については、献血されるかたの 健康を考え、60歳から64歳の間に献血経験があるかたに限ります。
以下の項目に該当するかたは献血をご遠慮ください。
- エイズ(HIV)検査が目的のかた(輸血を必要とする患者さんへの感染を防ぐため、絶対に献血しないでください。 )
- この1年間に、不特定の異性との性的接触があったかた
- 男性のかたでこの1年間に、男性との性的接触があったかた
- この1年間に、麻薬・覚せい剤を使用したかた
- B型・C型肝炎ウイルスやエイズウイルスの保有者(キャリア)と言われたかた
- 梅毒、C型肝炎、またはマラリアにかかったことがあるかた
- 輸血や臓器の移植を受けたことがあるかた
- 海外から帰国(入国)して4週間以内のかた
- 昭和55年(1980年)以降、ヨーロッパの対象国に滞在(居住)されたかた (国名・期間等、詳しくは受付におたずねください。)
- この3日間に、出血を伴う歯科治療(歯石除去を含む)を受けられたかた
- 変異型クロイツフェルト・ヤコブ病(vCJD)のかた、またはそれと疑われるかた
- 献血により悪化するおそれのある循環器系疾患、血液疾患、その他の疾病にかかっていると認められるかた
- 有熱者その他健康状態が不良であると認められるかた
- 妊娠していると認められるかた、または過去6か月以内に妊娠していたと認められるかた、母乳授乳中のかた
医薬品を服用されている場合は、必ず問診の際にお申し出ください。
患者さんや献血されるかたの安全のため、検診医の判断により献血をご遠慮していただくことがあります。
献血方法が異なる場合の献血間隔は下表のとおりです。
今回の献血 | |||||
200ミリリットル献血 | 400ミリリットル献血 | 血しょう 成分献血 |
血小板 成分献血(注釈) |
||
次回の献血 | 200ミリリットル献血 | 男女とも 4週間後の 同じ曜日から 献血できます |
男性は12週間後 女性は16週間後 の同じ曜日から 献血できます |
男女とも 2週間後の 同じ曜日から 献血できます |
|
400ミリリットル献血 | |||||
血しょう 成分献血 |
男女とも8週間後 の同じ曜日から 献血できます |
||||
血小板 成分献血 |
(注釈)血しょうを含まない場合には1週間後に血小板成分献血が可能となります。4週間に4回実施した後は、次回までに4週間以上あけてください。
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