旧本多忠次邸の企画展について
旧本多忠次邸では、年に1回から2回程度企画展示を行います。
なお、展覧会の開催中は入館料が必要となります(金額は展覧会ごとに異なります)。
過去の企画展について
令和4年度展覧会
旧本多忠次邸開館10周年記念「光の中のラリック-Verre et Flore」
◆日時/2022年6月29日(水曜日)から8月21日(日曜日)9時から17時(入館は16時30分)
◆入館料/一般300円、小中学生150円※7月6日(水)は開館記念日につき、入館無料
◆企画協力/ギャルリーオルフェ(京都市)、フラワーアーティスト藤井淳子(フィオリスタ京都主宰)
◆協賛/株式会社スカイ・リンク・ブラザーズ(アーティフィシャルフラワー提供)
「光の中のラリック」展ちらし(PDF形式 6,644キロバイト)
令和2年度展覧会
「はじまりのマイセン-18世紀マイセン磁器の魅力」
ヨーロッパ初の硬質磁器製造に成功し、今なお「生きた窯」として世界の陶磁器界をリードするマイセン磁器の魅力を、貴重な18世紀の作品を中心に御覧いただきました。
◆日時/2020年8月1日(土曜日)から8月30日(日曜日)9時から17時(入館は16時30分)
◆入館料/一般300円、小中学生150円
◆企画協力/西洋骨董陶磁ロムドシン(東京都)
「はじまりのマイセン」展ちらし(PDF形式 7,933キロバイト)
令和元年度展覧会
「英国陶磁の世界-ドクター・ウォールからロイヤル・ウースターまで」
イギリスで最も長い歴史をもつ窯の一つであり、御用窯としてロイヤルを名乗ることをはじめて許された名窯ウースターを、創設者のひとりジョン・ウォール博士の時代から20世紀まで追うとともに、ミントン、ウェッジウッド、ロイヤルドルトン、ロイヤルクラウンダービーなどイギリスを代表する陶磁器の数々を紹介しました。
◆日時/2019年9月21日(土曜日)から10月27日(日曜日)9時から17時(入館は16時30分)
◆入館料/一般300円、小中学生150円
◆企画協力/西洋骨董陶磁ロムドシン(東京都)
「英国陶磁の世界」展ちらし(PDF形式 1,061キロバイト)
平成30年度展覧会
アール・ヌーヴォーからアール・デコまで、エミール・ガレ(1846-1904)やルネ・ラリック(1860-1945)などそれぞれの様式を牽引した工芸家たちによるガラス作品を中心に紹介しました。
◆日時/2018年9月8日(土曜日)から10月28日(日曜日)9時から17時(入館は16時30分)
◆入館料/一般300円、小中学生150円
◆企画協力/ギャルリーオルフェ(京都市)
平成29年度展覧会
「ロイヤル・コペンハーゲン-北欧の名窯たち」
本展では19世紀末から20世紀初頭に作られた北欧デンマークを代表する窯「ロイヤル・コペンハーゲン」の陶磁器とともに、同じくデンマークの「ビングオーグレンダール」、スウェーデンの「ロストランド」など同時代に覇を競った北欧の名窯の作品、またこうした北欧陶磁器に影響を受けたとされる近代日本の陶磁器を合わせて展示。厳しくも美しい北欧の自然を感じさせる陶磁器の数々や今よりはるかに遠く隔たれていながら互いの文化を認め高めあった東西の交わりを紹介しました。
◆日時/平成29年11月29日(水曜日)から12月27日(水曜日)9時から17時(入館は16時30分)
◆入館料/一般300円、小中学生150円
◆企画協力/西洋骨董陶磁ロムドシン(東京都)
◆関連イベント
・ギャラリートーク「北欧の陶磁器 ロイヤル・コペンハーゲンと名窯たち」
日時/平成29年12月3日(日曜日)11時、14時
講師/塩川博義氏(日本大学教授、陶磁器コレクター)
「ロイヤルコペンハーゲン」展_チラシ(PDF形式:1,320KB)
平成28年度展覧会
「アール・デコの煌めき-ルネ・ラリック」
ルネ・ラリック(1860-1945)はフランスの美術工芸史の中でアール・ヌーヴォー、アール・デコ両時代にわたる類まれな巨匠として知られています。特に香水瓶から始まるラリックのガラス工芸はアール・デコを代表するものとして、褪せることのない煌めきを放っています。
今回の展示では、香水瓶やカーマスコット、花瓶など、ラリックのガラス作品を約50点紹介しました。ラリックの活躍を時代をともにする洋館・旧本多忠次邸を背景に、器には水をたたえ、花を活け、当時の人々を魅了した姿のままに皆様をお迎えしました。
◆日時/平成28年10月1日(土曜日)から10月30日(日曜日)9時から17時(入館は16時30分)
◆入館料/一般300円、小中学生150円
◆企画協力/ギャルリーオルフェ(京都市)
◆生花・テーブルコーディネート監修/料理研究家 岡本啓子氏
◆関連イベント
・ギャラリーツアー
日時/平成28年10月1日(土曜日)11時、14時
講師/ギャルリーオルフェ オーナー 鈴木尚志氏
・ギャラリ-トーク「アンティークを活かしたテーブルコーディネート」
日時/平成28年10月22日(土曜日)11時、14時
講師/料理研究家 岡本啓子氏(フランス料理教室 ラ・ココット主宰)
「ルネ・ラリック」展ちらし(PDF形式:1,202KB)
平成27年度展覧会
「邸宅美術館2 幻の陶磁器ーセーブル 」
1740年フランス・パリ郊外のヴァンセンヌで始まった軟質磁器の窯は、1756年パリとヴェルサイユを結ぶ街道沿いにあるセーブルの地に移され、フランス国王ルイ15世とポンパドゥール夫人の庇護を受け、王立セーブル磁器製作所が誕生しました。製作所からはフランスの王侯貴族の生活を豊かに彩る製品が次々と生み出され、更にはヨーロッパの諸王家からの注文品や、外交上の贈答品も多数製作され、「セーブル」は18世紀後半のヨーロッパ磁器の流行の中心的存在となりました。
フランスの歴史とともに政変や大戦を乗り越えてきたセーブルの窯は、現在も国立の窯として、国賓への贈答品の製造を主に手掛けています。そのためセーブルで焼かれる磁器は生産量も限られ、市場に出回る製品もわずかという、まさに「幻の磁器」となっています。
伝統を受け継ぎながらも常に新しい風を受け入れ、時代を象徴する精緻で、気品溢れる作品を作り続けてきたセーブル。ルイ王朝のロココ趣味から、ナポレオン帝政期のアンピール様式、ルイ・フィリップやナポレオン3世の重厚な19世紀の様式、アール・ヌーヴォーやアール・デコ様式の作品まで、邸内にはまるで花園のように薫り立つセーブルの世界が広がりました。
◆日時/平成27年11月28日(土曜日)から12月27日(日曜日)9時から17時(入館は16時30分)
◆入館料/一般300円、小中学生150円
◆協力・監修/西洋骨董陶磁ロムドシン
◆関連イベント「ギャラリーツアー」/平成27年11月28日(土曜日)、12月13日(日曜日)各日とも14時から
平成26年度展覧会
企画展「ほんとの うえの ツクリゴト」
岡崎市旧本多忠次邸は、長く岡崎藩を統治した本多家の子孫本多忠次が1932年(昭和7)、東京世田谷に建造した洋風住宅です。近代の新しい住宅思想に大いに感化された忠次は、間取りの構想から家具調度の選択に至るまで自ら進んで携わり、完成後およそ70年という長い年月をこの住宅で過ごしました。忠次の死に伴い、住宅は取り壊しの危機に陥りましたが、保存を求める人たちの尽力により、2012年(平成24)岡崎市東公園内に移築・復原されることとなりました。
こうした経緯をもつ旧本多忠次邸では、もともとの部材や建築材料を部分的に残しながらも新品の模造材によって補われ、在りし日の痕跡を留めた家具調度類も修復により新たな層が重ねられています。そして、オリジナルと模造とが共存し、重なり合ったこの住宅はまた、住宅としての本来の機能を残しながら、公的な文化財の役割が新たに課せられることとなりました。
証言や記録などの「事実」と称されるものが示すものは、果たして真実でしょうか?そこには、必ず、それらの事実を残した記録者の無意識と恣意性から生み出される作り事が介入しています。そして、そのように残された事実を前にした解読者(=作者)もまた、その事実を読み解く過程において、意識的にまた無意識的に、新たな物語を紡ぎ出すことになるのではないでしょうか。しかし、それは完全な作り物というわけでもありません。真実はどこにあるのでしょう?真実などあるのでしょうか・・?
今回の展覧会では、オリジナルと模造、「本物」と「作り物」からなる旧本多忠次邸を舞台に、真実と作り事、ドキュメントとフィクションの関係を写真と映像によるアートを通して楽しんでいただきました。
◆日時/平成27年2月14日(土曜日)から3月29日(日曜日)9時から17時(入館は16時30分)
◆入館料/一般200円、小中学生100円
※市内小中学生、各種障がい者手帳をお持ちの方とその介助者、Withカードをお持ちの方は無料。
※3施設共通年間パスポート購入者については、パスポートの提示により割引(一般160円、小中学生80円)。
◆出品作家/城戸 保(きど たもつ)、髙橋 耕平(たかはし こうへい)
この後ろ姿は・・・!? 突然現れたオカザえもん!展示を楽しんでいってくれました。
平成25年度展覧会
企画展「邸宅美術館 アンティークマイセン展」
女性像付センターピース 1890年頃
1710年ドイツ東部に位置するマイセン地方で磁器が製造されました。以後300年、「マイセンの磁器」は時の権力者たちの庇護と情熱のもとその技術と伝統を守り続け、西洋で最も歴史ある磁器として今なお生産が行われています。長い歴史の波の中で磨かれた芸術性や優れた独自の作風は西洋のみならず世界中の人々を魅了してやみません。
昭和の洋風邸宅「旧本多忠次邸」の各部屋を舞台に、18世紀のアンティークマイセンをはじめ約75点の磁器をご紹介しました。
バラの花付虫絵カップ&ソーサー 1745年頃
二羽のはやぶさ 1907-23年
楽器を持つ男女子キャンドルスタンド対 1880年頃
◆日時/平成26年1月18日(土曜日)から2月9日(日曜日)午前9時から午後5時(入館は午後4時30分)
◆入館料/一般300円、小中学生150円
※市内小中学生、各種障がい者手帳をお持ちの方とその介助者、Withカードをお持ちの方は無料。
企画展「花匠 佐々木直喜 in 旧本多忠次邸」
「 花は自然の姿が一番美しい。何ものにもとらわれず自分が美しいと思うものを素直に表現したい。」
流儀花でもない、フラワーアレンジメントでもない、生花を利用した独創的な空間を創造しつづける佐々木直喜。花の一瞬の美しさを見極め、日本の美意識と独自の空間美を融合させた作品は国内外で評価されています。
旧本多忠次邸の和洋空間を大胆かつ繊細に使った独創性あふれる作品は、それぞれの植物の命を輝かせ、魅力的な時間で来館者を包み込みました。
◆日時/平成25年12月5日(木曜日)から12月8日(日曜日)午前9時から午後5時(入館は午後4時30分)
◆入館料/一般300円、小中学生150円
※市内小中学生、各種障がい者手帳をお持ちの方とその介助者、Withカードをお持ちの方は無料。
平成24年度展覧会
特別展示「華道家 假屋崎省吾 旧本多忠次邸に挑む!」
マルチなタレント的才能も華やかな假屋崎省吾。彼は花卉を手段とした空間世界を創造する芸術家であり、特に近年では、花と建造物のコラボレートとなる展覧会「歴史的建造物に挑む」シリーズを展開、古い町並み、寺社や近代建築などをその舞台に「いけばな」という枠を超えた美を紡ぎだしています。
華道家・假屋崎省吾が、昭和の洋館「旧本多忠次邸」に繊細かつ大胆な世界を創り出しました。
◆日時/平成24年12月12日(水)から12月24日(月・祝)午前9時から午後5時(入館は午後4時30分)
◆休館日/12月17日(月)
※24日(月)は祝日のため開館しました。
◆入館料/一般500円、小中学生250円
※市内小中学生、各種障がい者手帳をお持ちの方とその介助者、Withカードをお持ちの方は無料。
◆企画協力/假屋崎省吾 花・ブーケ教室
特別展示「親密な空間・私の記憶」
「あいちトリエンナーレ地域展開事業~あいちアートプログラム~岡崎アート&ジャズ2012」の一環として3人の現代美術作家による特別展示を開催しました。住宅という非常に私的で閉じられた記憶の場に生み出された作品は、来館者を深く親密な空間へといざないました。
◆日時/平成24年11月1日(木)~12月2日(日)午前9時午後5時(入館は午後4時30分)
※11月1日は午後1時より、東公園の紅葉ライトアップの期間中は午後9時(入館は午後8時30分)まで開館しました。
◆休館日/毎週月曜日
◆入館料/一般200円、小中学生100円
※市内小中学生、各種障がい者手帳をお持ちのかたとその介助者、Withカードをお持ちのかたは無料。
◆出品作家/木藤純子、小柳裕、山本一弥
◆その他/関連イベント「アーティストトーク 木藤純子×小柳裕×山本一弥」を開催しました。
関連資料
- 「花匠—佐々木直喜」展ちらし(表)(PDF形式 523キロバイト)
- 「花匠—佐々木直喜」展ちらし(裏)(PDF形式 891キロバイト)
- 「アンティークマイセン」展ちらし(表)(画像形式(JPG) 889キロバイト)
- 「アンティークマイセン」展ちらし(裏)(画像形式(JPG) 802キロバイト)
- 「ほんとの うえの ツクリゴト」展ちらし(表)(画像形式(JPG) 778キロバイト)
- 「ほんとの うえの ツクリゴト」展ちらし(裏)(画像形式(JPG) 1,051キロバイト)
- 「幻の陶磁器セーブル」展ちらし(PDF形式 2,646キロバイト)
- 「ルネ・ラリック」展ちらし(PDF形式 1,202キロバイト)
- 「ロイヤルコペンハーゲン」展_チラシ(PDF形式 1,320キロバイト)
- 「光の装飾」展ちらし(PDF形式 821キロバイト)
- 「英国陶磁の世界」展ちらし(PDF形式 1,061キロバイト)
- 「はじまりのマイセン」展ちらし(PDF形式 7,933キロバイト)
- 「光の中のラリック」展ちらし(PDF形式 6,644キロバイト)
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