道路側溝蓋脱着機(コンフター)の使い方
無理やり操作しますと故障の原因になりますのでご注意ください!
1.作業手順と留意事項
準備、器具長さ調整

蓋の長さに対して、掴む部分の器具の長さ調整ができていないと、上手に蓋が外れなかったり、器具を傷める原因にもなります。
蓋には通常2センチ程度の切欠きがありますので、長さ50センチの蓋では、蓋体+5ミリ、つまり48センチ5ミリになるように正確に調整します。
蓋によって長さが異なりますので、作業前には必ず器具の点検・確認をしてください。
蓋をこじる(バール作業)

1枚目の蓋を取り外す作業が一番大変です。グレーチング製蓋は簡単に外せますので近くにあれば、まずそれを外します。
もしコンクリート製蓋しかない場合には、蓋を外すために2センチ程度の隙間が必要となりますので、バールなどで蓋をこじて隙間を作ります。
隙間が無いのにコンフターで無理やり引き起こし作業をしますと、器具を傷める原因となりますので、絶対にしないでください。
垂直引抜き作業1

コンクリート製蓋をバールなどでこじっても隙間ができない場合は、垂直に上方に引き抜く方法で1枚目の蓋を外します。
かなり力が要りますので、女性一人の力では難しいかもしれません。予め掛けやなどで蓋を叩いておき、取っ手の中間にあるにぎりハンドルをしっかり持って蓋を跨いで引き上げます。
くれぐれもつま先に蓋(10キログラム程度)を落とさないよう、足元には十分注意してください。
垂直引抜き作業2

別途に蓋(対応長さ600から400)を抜き取る専用器具があります。これを使えば初心者の方でも無理せずに1枚目の蓋を外すことができます。
ただし蓋抜取り機は台数に限りがありますので、くれぐれも早めに申し出てください。コンフターと一緒に蓋抜き取り機も貸し出しています。
引き起し作業・据付け作業

引き起し作業の前には必ず引っ掛け部の器具の長さが正確に調整されているかを確認し、必要な隙間をバール作業などで作ってください。
引っ掛け部分を蓋の上から被せるようにして蓋を挟み、ハンドル上部を持って引き起こしますと、テコの原理で簡単に蓋が外れます。
腰にあまり負担が掛からず、女性やお年よりでも意外に簡単に蓋の脱着が出来るということで評判は上々です。
2.器具の仕様
品名

道路側溝コンクリート蓋脱着機
コンフター
製品仕様
高 1,300ミリメートル、巾 350ミリメートル、重量 13キログラム
所有台数
10台(蓋抜き取り機 5台)
運搬方法
器具は折りたたむと、長1,300×巾350ミリメートルとコンパクトになります。
車で運搬する場合、ワゴン型なら軽自動車でも可能。またセダン型でも座席を倒すなどすれば特に問題はありません。