市の木・花・鳥
岡崎市の木 みかわくろまつ(Mikawa Black Pine)
岡崎市の木は「みかわくろまつ」です。昭和46年、市民の投票によって決定しました。西三河には古くから、盆栽、庭木として優れたクロマツが多いことから、岡崎で見られるクロマツを「みかわくろまつ」と称賛して付けられた名です。
典型的なものは、幹が樹木の高さに比べ太く、根元から徐々に細くなり、樹皮が厚く、亀の甲のように深い裂目を生じています。
また、昔から縁起の良い樹木として知られています。枝ぶりの大きな松としては、「福岡町の土呂陣屋の松」「藤川の松並木」などが有名です。
岡崎市の花 ふじ(Wisteria)
市の花は「ふじ」。昭和45年に選ばれました。市内にあるふじとしては、岡崎公園の西南部、乙川を望む藤棚に見られるふじの古株「五万石ふじ」が有名です。
昭和38年には市の天然記念物に指定。棚は約1300平方メートルの面積にもなり、最大のふじは、幹回り2.4メートル、枝は11メートル、花穂が1メートルに達するものもあります。
かつて城の入口付近にあったものを今の場所に移したもので、古くから「五万石ふじ」の名で市民に親しまれています。
岡崎市の花 さくら(Cherry Blossoms)
岡崎公園とその周辺の桜は、日本の「さくらの名所100選」にも選ばれており、国内有数のさくらの名所となっています。
岡崎城を背景に咲き誇る桜は、本市のシンボルであり、毎年、市内外から多くのかたが訪れ、東海地方随一と言われる夜桜とともに、市民の誇りとなっています。
市制施行100周年を機に、平成28年7月1日の記念日に市の花として追加されました。
岡崎市の鳥 ハクセキレイ(Japanese Pied Wagtail)
市の鳥は「ハクセキレイ」。昭和50年、市民の投票で上位を占めた鳥の中から選ばれました。
理由としては、生活圏が主に水辺で清流のまち岡崎のイメージに合うこと。昭和40年代、数千羽のハクセキレイが、矢作橋をねぐらとしていることが全国的に有名だったなどがあげられます。
ハクセキレイは冬鳥として飛来し、矢作川や乙川などの水辺でよく姿を見ることができます。
写真提供 岡崎野鳥の会