地域未来投資促進法に基づく基本計画
岡崎市は、地域未来投資促進法(地域経済牽引事業の促進による地域の成長発展の基盤強化に関する法律)に基づき、観光まちづくり分野における「愛知県岡崎市基本計画」を愛知県と共同で策定し、令和2年3月19日付けで国の同意を得ました。
同計画は、愛知県内で初となる市域を限定した計画です。
これにより、岡崎市内で地域経済牽引事業を行う事業者は、同計画に基づく「地域経済牽引事業計画」を作成し、愛知県知事の承認を受けると、各種支援措置を受けることが可能となります。
地域未来投資促進法の概要
地域未来投資促進法(地域経済牽引事業の促進による地域の成長発展の基盤強化に関する法律)は、地域の特性を生かして高い付加価値を創出し、地域の事業者に対する経済的波及効果を及ぼすような「地域経済を牽引する事業(「地域経済牽引事業」)」を実施する事業者を支援するものです。
事業スキームは下図のとおりです。
1 国の基本方針に基づき、市と県が共同で地域の特性を生かした成長性の高い新たな事業分野と、その活用戦略等を盛り込んだ地域経済牽引事業を促進するための「基本計画」を策定し、国が同意します。
2 事業者は、基本計画に基づき、「地域経済牽引事業計画」を策定し、県知事の承認を受けます。
3 事業者は、承認された地域経済牽引事業について、先進的な事業に必要な設備投資に対する減税措置など各種支援措置を受けられます。
※地域未来投資促進法については、経済産業省地域経済産業グループホームページをご覧ください。(新しいウィンドウで開きます)
愛知県岡崎市基本計画の概要(令和2年3月19日同意)
⑴ 計画のポイント
岡崎市は、徳川家康公ゆかりの歴史文化資産や桜、中心部を流れる清流と豊かな水辺空間、額田地区の自然など多くの観光資源を有しており、年間約600万人の観光客が訪れます。
本計画では、新たに整備するコンベンション施設を核に、岡崎城や岡崎おうはんをはじめとする地域資源を活用した観光振興、ナイトタイムエコノミーの充実、MICE誘致につながる新たなコンテンツの創出を図り、滞在時間の延長による観光消費額の底上げを目指します。また、特徴ある岡崎ならではの観光まちづくりに資する事業者へ支援を講じることで、地域経済の活性化や市民の暮らしの質の向上を図り、西三河地域の暮らしの中枢を担う都市として、地域内外への経済の好循環を目指します。
⑵ 促進区域
岡崎市全域(国定公園、県立自然公園、特定植物群落の区域は除きます。)
⑶ 地域の特性を生かした事業分野
徳川家康公生誕の地・岡崎城などの地域資源を活用した観光まちづくり分野
⑷ 経済的効果
1件あたり平均8,000万円の付加価値額を創出する地域経済牽引事業を3件創出し、これらの地域経済牽引事業が促進区域で1.4倍の波及効果を与え、促進区域で3億3,600万円の付加価値額を創出することを目指します。
⑸ 計画期間
令和2年3月19日から令和6年度末まで
地域未来投資促進法に関する支援措置
「地域経済牽引事業計画」を策定し、愛知県知事に承認を受けた事業者は、以下の支援措置を受けることができます。
⑴ 人材に関する支援
海外市場展開等の専門家による事業化戦略の立案や販路開拓等の支援等
⑵ 設備投資に関する支援
地域未来投資促進税制による課税の特例(法人税に係る特別償却又は税額控除)
愛知県融資制度による支援等
⑶ 財政・金融面の支援
地方創生推進交付金を活用した支援、資金供給の円滑化等
⑷ 情報に関する支援
地域中核企業候補の発掘等のための情報提供等
⑸ 規制の特例措置等
農地転用許可、市街化調整区域の開発許可等に係る配慮等
⑹ その他
地域団体商標の登録料の減免、中小企業信用保険法の特例等
※地域経済牽引事業者への支援施策については、経済産業省発行リーフレットをご覧ください。
※地域未来投資促進税制については、経済産業省地域経済産業グループホームページをご覧ください。(新しいウィンドウで開きます)
※愛知県融資制度については、愛知県中小企業金融課ホームページをご覧ください。(新しいウィンドウで開きます)
地域経済牽引事業計画の申請等について
(1) 受付開始日
令和2年3月19日から随時受付
(2) 相談・申請先
【相談先】岡崎市総合政策部企画課公民連携係(電話:0564-23-6652)
【申請先】愛知県経済産業局産業部産業立地通商課立地指導・調整グループ(電話:052-954-6342)
※事業計画の申請方法については、愛知県産業立地通商課ホームページをご覧ください。(新しいウィンドウで開きます)
関連資料
PDFファイルの閲覧には、Adobe Reader(新しいウインドウが開き、岡崎市のサイトを離れます)が必要です。