県指定:工芸品 磬
磬
中央撞座(つきざ)に八葉複弁の蓮華座、左右に孔雀模様を配しています。撞座上部に向かって右には「高埜山」、左には「東﨏」、左下部の孔雀の足元には「大治二年十一月」の刻銘があります。大治2年(1127) 11月は高野山東塔落慶供養の年月ですが、伝来については不明です。
優美な孔雀模様、流麗な輪郭線など優れた部分が多く、大きさも一般のものより大きいこともあり、県下在銘の内最古の優品とされます。
ふりがな |
けい |
指定(種別) | 県指定文化財(工芸品) |
員数 | 1面 |
大きさ | 上巾24.5cm、下巾26.4cm、高さ9.8cm |
指定年月日 | 昭和35年6月2日 |
所在地 | 岡崎市桜井寺町字本郷 MAP(新しいウィンドウで開きます) |
所有者 | 桜井寺 |
管理者 | 岡崎市美術博物館(高隆寺町)寄託 |
時代 | 平安時代 大治2年(1127) |
参考文献 | 『新編岡崎市史 額田資料編1 文化財 考古・中世城館』新編岡崎市史額田資料編編集委員会、2010年、180ページ |
リンク | 文化財ナビ愛知(新しいウィンドウで開きます) |
注意:文化財の概要については、新たな発見や再調査により記載内容が変更となる可能性があります。
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