市指定:天然記念物 キシノウエトタテグモ生息地
キシノウエトタテグモ生息地
国内では、本州(東北地方以南)、四国、九州で生息が確認されていますが、局所的で数が少なく 環境省の準絶滅危惧種にしていされています。岡崎市内では主に岡崎城公園の石垣周辺で生息が確認されているクモです。多くのクモが幼体の時にバルーニングと呼ばれる糸を空中に繰り出して風に乗り空中分散を行い、それによって分布を拡大させていきますが、このクモはそれを行わず、神社や寺院の境内の石垣の隙間に巣を作ります。巣の入口に円形の扉をつけ、扉を開けようとすると内側から引っ張る習性があります。また、触肢が歩脚と見かけ上区別できないため、10本足に見えるのも特徴です。
| ふりがな | きしのうえとたてぐもせいそくち |
| 指定(種別) | 岡崎市指定(天然記念物) |
| 員数 | 石垣 延長 170m |
| 指定年月日 | 平成19年6月12日 |
| 所在地 |
岡崎市康生町地内 岡崎城公園内 MAP(新しいウィンドウで開きます) |
| 所有者 | 岡崎市 |
| 参考文献 | 緒方清人『岡崎公園内の真正クモ類(岡崎市史研究第23号)』岡崎市教育委員会、2001年、72-82ページ |
注意:文化財の概要については、新たな発見や再調査により記載内容が変更となる可能性があります。
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