市指定:歴史資料 藤川宿高札
藤川宿高札
正徳元年(1711)東海道宿駅制度の改正の際、藤川宿に掲げられた高札です。駄賃高札はこの改正によりこの年の賃銭が元賃銭と呼ばれ、それ以降は元賃銭を基準として駄賃が定められるようになりました。幕府の道中奉行より、この元賃銭の何割増というように駄賃が公示されました。 高札は6枚あり、内容的には駄賃に関するものや、キリシタンの禁制、火付け、毒物似せ薬種売買等、親子兄弟に関するものです。「毒薬に関する定」には毒薬の売買禁止の他、徒党の禁止など、ひとつの高札にいくつもの事項が記載されています。 高札は、長い年月の間に文字の墨の部分のみ風化せずに残り、陽刻した状態になっています。高札は時の為政者が法令や規則などを布告するために路傍に掲示したものです。
ふりがな | ふじかわじゅくこうさつ |
指定(種別) | 岡崎市指定文化財(歴史資料 ) |
員数 | 6枚 |
指定年月日 | 昭和53年10月21日 |
所在地 | 岡崎市藤川町他 MAP(新しいウィンドウで開きます) |
所有者 | 関山神社 |
管理者 | 岡崎城、藤川宿資料館、藤川小学校寄託 |
時代 | 江戸時代 |
公開情報 | |
参考文献 |
『再発見!岡崎の文化財』岡崎市美術博物館、2001年、51ページ |
注意:文化財の概要については、新たな発見や再調査により記載内容が変更となる可能性があります。
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