市指定:書跡・典籍・古文書 紺紙金字法華経(開結共)
紺紙金字法華経(開結共)
妙法蓮華経8巻と法華経の開経(かいきょう。妙法蓮華経を読む前に読む唱える経典。)である『無量義経』 と結経(けっきょう。妙法蓮華経の結びとなる要旨を述べた経典。 )である『仏説観普賢菩薩行法経』 の10巻です。開経と結経が共にあるので、「開結共」としています。
表紙は紺色金銀泥宝相華文、複郭題簽(だいせん)に金字外題があり、見返は金銀泥にて法華変相図を描き、鍍金撥型軸などの原装をよく存しています。本文は紺紙に金泥界を施した料紙に、1紙27行、1行17字に正楷しています。書風から鎌倉時代の書写とみられます。本経は、大久保氏の祖とされる宇都宮泰藤によって寄進されたものです。
ふりがな | こんしきんじほけきょう(かいけつとも) |
指定(種別) | 市指定文化財(書跡・典籍・古文書) |
員数 | 10巻 |
指定年月日 | 昭和35年3月10日 |
所在地 | 岡崎市竜泉寺町字前田 MAP(新しいウィンドウで開きます) |
所有者 | 長福寺 |
管理者 | 岡崎市美術博物館(高隆寺町)寄託 |
時代 | 鎌倉時代 |
参考文献 |
『再発見!岡崎の文化財』岡崎市美術博物館、2001年、38ページ |
注意:文化財の概要については、新たな発見や再調査により記載内容が変更となる可能性があります。
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