中央緑道と籠田公園再整備の基本設計を策定しました
中央緑道と籠田公園再整備の基本設計を策定しました
乙川河川緑地と名鉄東岡崎駅や康生地区など中心市街地をエリアとした乙川リバーフロント地区整備計画の主要回遊動線となる「中央緑道と籠田公園」再整備の基本設計を策定しました。次の時代の新しい公共空間の形成に向けて、公民連携した利活用方法に向けた市民ワークショップ(3回)や地元説明会(7回)、沿道個別説明58回を経て、とりまとめています。
 
 中央緑道・籠田公園の全景
中央緑道・籠田公園の全景
 籠田公園を北から望む
籠田公園を北から望む
1 整備概要
(1) 整備面積
 中央緑道 約5,500平方メートル(現況約2,400平方メートル)
 籠田公園 約6,800平方メートル(現況どおり)
(2) 概算整備費
 約8億円
(3) 図面等
 中央緑道・籠田公園再整備基本設計概要(新しいウィンドウで開きます)
 中央緑道・籠田公園の全景(新しいウィンドウで開きます)
 籠田公園を北から望む(新しいウィンドウで開きます)
2 整備ポイント
<整備のコンセプト>
 中央緑道と籠田公園の基本設計におけるコンセプトとして、次の4つを考えています。
 (1)東岡崎駅周辺地区から乙川、歴史的な市街地をつなぐもっとも重要な歩行者の軸となるため、籠田公園、中央緑道、人道橋の魅力を生かしながら一本に軸として統一された整備とデザインを行う。
 (2)歩行者空間には、移動の場と同時に滞留の場でもあるため、この両立を考えていく。
 (3)イベントだけに頼らす、一人でも気持ち良く、いつでも居られる場所として、日常的に使われる場であることを考えていく。
 (4)地形的な特性を生かした計画を考えていく。
<籠田公園のコンセプト>
 籠田公園をA1からA4の4つのエリアに区分しています。
 各エリアは、地元説明会やワークショップからの意見をもとにしています。
〇西側のA1
見守りながら安心できる遊び場や屋外会議室がほしい、ピクニックもしたい、時代やニーズに合った施設が必要などの意見によって、公園西側に多くの屋根を配した「街の縁側空間」
〇中央のA2
既存の芝生広場を残し、まとまった広い面積の「コモンとしての芝生広場」
〇東側のA3
既存の木をいかした「芝生広場と対で活きる木陰の広場」
〇南側のA4
中央緑道や旧東海道とつながる「エントランス広場」
また、舞台やトイレなどの施設配置については、街との繋がりや旧東海道を意識したものとなっています。
 A1からA2、A3を見る
A1からA2、A3を見る
<中央緑道のコンセプト>
 中央緑道をB1からB5の5つのエリアに区分しています。
 各エリアは、地元説明会やワークショップからの意見をもとにしており、景色を眺める場所や手ごろなイベントスペースがほしい、キッチンカーなどでのマルシェや青空文庫をやってみたいなど、多くの活用意見をいただきました。
〇籠田公園の南側のB1
「旧東海道沿いのチャレンジゾーン」としてキッチンカーが置けるスペースやイートインスペースを配置
〇籠田公園地下駐車場の出入口付近のB2
河岸段丘からの眺望確保した「河岸段丘を活かした大階段のテラス」
 B2
B2
〇国道1号の南北のB3・B4
国道1号へのゲートを意識した「ヒマラヤスギを活かした立体的な滞在空間」
 国道1号からB4を見る
国道1号からB4を見る
〇(仮称)乙川人道橋北のB5:「橋詰広場」
 中央緑道両側の市道篭田町線は、歩行者を重視した歩車共存道路等として、自動車の速度抑制や歩行者と自転車の分離誘導などを行います。自動車空間を抑えることで、中央緑道の幅員は最大約1.7倍に拡幅します。この拡幅空間により、併せて景観、防災、安全面で効果の高い無電柱化を実現しています。
【市道篭田町線の幅員構成】
全幅30m
 □中央緑道:16~17m
 □市道篭田町線(片側)
 歩行者空間:2m(ボラード含む)
  ・自転車通行空間:1m
  ・車線 + 路肩:3.5m~4.5m(クランク含む)
3 今後の予定
 平成29年度…実施設計
 平成30年度~平成31年度…整備工事
 












 

