第77回岡崎美術展(岡展)の作品審査を行いました。
第77回岡崎美術展の開催に先立ち、入賞作品の審査を行いました。
今回は、日本語、洋画、彫刻、書道、写真、デザイン、工芸の7部門に合計332点(一般220点+美術協会会員71点+審査員41点)の出品があり、岡崎美術協会から推薦のあった同協会役員により、合計58賞の入賞作品を選考しました。出品状況、審査員の講評、入賞者などは次のとおりです。
1 展覧会
⑴ 会期
令和6年10月18日(金曜日)~10月27日(日曜日)
10時~18時(入館は17時30分まで。最終日は15時まで)
※10月21日(月曜日)は休館
⑵ 場所
岡崎市美術館(明大寺町)
2 ギャラリートーク
⑴ 日時
令和6年10月20日(日曜日)
ア 洋画・彫刻・工芸
11時~
イ 日本画・書道・写真・デザイン
13時~
⑵ 場所
岡崎市美術館各部門展示室
3 表彰式
⑴ 日時
令和6年10月25日(金曜日)11時~
⑵ 場所
岡崎市福祉会館2階201号室(十王町)
4 出品数、入選数及び賞数(一般応募者のみ)
部門 |
出品者数 |
出品点数 |
入選者数 |
入選点数 |
賞数 |
日本画 |
16人 |
16点 |
16人 |
16点 |
4賞 |
洋画 |
51人 |
53点 |
42人 |
42点 |
11賞 |
彫刻 |
8人 |
8点 |
8人 |
8点 |
2賞 |
書道 |
39人 |
39点 |
36人 |
36点 |
9賞 |
写真 |
65人 |
65点 |
49人 |
49点 |
14賞 |
デザイン |
15人 |
15点 |
15人 |
15点 |
4賞 |
工芸 |
24人 |
24点 |
21人 |
21点 |
5賞 |
合計 |
218人 |
220点 |
187人 |
187点 |
49賞 |
※上記とは別に、岡崎美術協会会員の出品作品71点(7部門)の中から9点が「岡崎美術協会員特別賞」として入賞。審査員の出品作品41点は、審査対象外。
5 審査員講評
⑴ 日本画
作品全般についてレベルの高いものが多く賞をつけるのに大変でした。どの作品も個性があり、力作ばかりでした。
⑵ 洋画
「作者の熱意を感じて、公平公正に審査をしよう」という会長の言葉から、二時間を超える熱心な話し合いが続きました。入賞11点は、版画1点、水彩4点というバラエティーに富んだ結果となりました。構成力が良く、穏やかで落ち着いた色調で、まとまりがある作品が多く見受けられました。
ただ、油彩ならではの重厚なマチエールと力強い表現が発揮された作品が増えることを期待します。多くの若い方々にも岡展に挑戦してほしいです。
⑶ 彫刻
今回の出品作品については、木、石、金属、テラコッタ、磁器と素材が多種多様であった。表現方法についても具象、抽象作品と見るものを楽しませる内容でした。
また、市長賞の“鶏”は力強いフォルムで、とても存在感のある作品です。全体的にレベルも向上しており、今後も若手作家のエネルギーが感じられる作品に期待しています。
⑷ 書道
書作品において選文の重要性を強く感じた審査であった。紙面に描く文字に対して、書体・書風・背景に浮かぶ古典の趣を感じ、墨の濃淡、筆の弾力性を生かした表現がされた作品を選んだ。若い方々、特に高校生の出品もあり、受賞もされています。次回が楽しみとなり、将来が期待されます。
⑸ 写真
今回は近年ではよい作品が集まり、スナップ作品によい作品がありました。選外作品とのレベルの差も少なくなりました。
ただ新しい題材の作品が少ないのでもっといろいろな事に挑戦してほしい。作品は表装までなのでその事に注意してください。
⑹ デザイン
出品数は昨年より減少しましたが作品の質は年々向上している様に見受けられました。
市長賞を受賞した作品は自作のフォントを扇子の中に配した大胆な構成が目を引きました。
学生さんから80歳を越えた方まで幅広い方の応募があったことも朗報でした。
⑺ 工芸
多種多様な技術技法がある中で今回も楽しい作品が集まりました。技術面だけを見れば、学生からプロレベルまでいろいろですが、皆さん楽しんで作品を作っているという所は同じだと思います。
技術面だけを見ているわけではなく、ガラス・布・木・革・紙・陶・石、多様な一品を是非、岡崎美術展に出品してください。若い方の出品と、工芸は無限の可能性があるので、もっと多様な作品を望みます。
6 各部門の入賞者
添付資料1のとおり
7 岡崎市長賞受賞作品
添付資料2のとおり
関連資料
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お問い合わせ先
担当部署:社会文化部文化振興課
電話番号:0564-23-6977