小児用肺炎球菌予防接種
小児用肺炎球菌予防接種
小児用肺炎球菌予防接種は、平成25年4月1日に予防接種法に基づく定期接種になりました。
小児の肺炎球菌感染症とは
肺炎球菌感染症は、肺炎球菌という細菌によって発生する病気で、そのほとんどが5歳未満で発生し、特に乳幼児で発生に注意が必要です。 肺炎球菌は子どもの多くが鼻の奥に保菌しており、保菌者のすべてが発症するわけではありませんが、ときに細菌性髄膜炎・敗血症・肺炎・副鼻腔炎・中耳炎といった病気を起こします。髄膜炎をきたした場合には2%の子どもが亡くなり、生存した子どもの10%に難聴、精神発達遅滞、四肢麻痺、てんかんなどの後遺症を残すと言われています。
ワクチン接種により、肺炎球菌(ワクチンに含まれる種類のもの)が血液や髄液から検出されるような重篤な肺炎球菌感染症にかかるリスクを95%以上減らすことができると報告されています。
ヒブワクチンと小児用肺炎球菌ワクチンの両方を接種することで、細菌性髄膜炎の予防がより多く期待されます。お子さんの大切な命を守るために、2か月を過ぎたら早めに必要回数接種しましょう。
通知(予診票・接種券)の発送について
・小児用肺炎球菌予防接種の通知(予診票・接種券)は、対象者が生後2か月を迎える月の前月の下旬に発送します(例:4月生まれのお子様の通知は、5月下旬に発送)。ただし、出生の翌月に出生届を提出された場合は、発送が1か月程度遅れます。通知が届く前に予約をされていて予約日の間際になっても通知が届かない場合は、下記担当課へお問い合わせください。
・通知は、ロタ、ヒブ(Hib)、小児用肺炎球菌、B型肝炎予防接種が同封されます。
・岡崎市へ転入されたかたで調査票が未返送の場合は、通知が発送できません。調査票を速やかにご返送ください。お急ぎの場合は、記入した調査票と母子健康手帳を保健所窓口へお持ちください。
接種について
対象者は、接種日時点で岡崎市に住民登録があるかたです。
対象年齢は生後2か月以上5歳未満です。接種開始の年齢によって、接種回数が異なります。
接種開始の年齢 |
接種回数 |
間隔 |
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生後2か月から7か月未満で |
4回 |
<初回接種(1から3回目)> |
※注意 |
||
生後7か月から12か月未満で |
3回 |
<初回接種(1回目・2回目)> |
※注意 |
||
生後1歳から2歳未満で |
2回 |
60日以上の間隔で2回 |
2から5歳未満で |
1回 |
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