岡崎市内における各種感染症の発生状況
感染症発生動向調査
感染症発生動向調査とは、1981年(昭和56年)より全国で行われている調査事業です。1999年(平成11年)4月に「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律(感染症法)」が施行されたことにより、感染症発生動向調査は感染症対策の一つとして位置づけられました。感染症の発生状況を把握・分析し、情報提供することにより、感染症の発生及びまん延を防止することを目的として行われています。
(補足)全数把握感染症の患者を診断した医師は、保健所に届け出ることが感染症法で義務付けられています。
令和7年
| 令和7年全数把握感染症届出状況 (令和7年10月30日現在) | ||||
|---|---|---|---|---|
| 類型 | 疾病 | 令和7年報告累計数(人) | 備考 | |
| 2類 | 結核 | 12 | ||
| うち無症状病原体保有者 2 | ||||
| 3類 | 腸管出血性大腸菌感染症 | 3 | ||
| 4類 | レジオネラ症 | 8 | ||
| デング熱 | 1 | |||
| 日本紅斑熱 | 1 | |||
| 5類 | 侵襲性肺炎球菌感染症 | 7 | ||
| 百日咳 | 198 | |||
| 梅毒 | 17 | |||
| 劇症型溶血性レンサ球菌感染症 | 5 | |||
| 麻しん | 2 | |||
| 水痘(入院例に限る) | 3 | |||
| カルバペネム耐性腸内細菌科細菌感染症 | 2 | |||
| クロイツフェルト・ヤコブ病 | 2 | |||
| 播種性クリプトコックス症 | 2 | |||
| 後天性免疫不全症候群 | 1 | |||
| 侵襲性インフルエンザ菌感染症 | 1 | |||
令和6年
| 令和6年全数把握感染症届出状況 | ||||
|---|---|---|---|---|
| 類型 | 疾病 | 令和6年報告累計数(人) | 備考 | |
| 2類 | 結核 | 22 | ||
| うち無症状病原体保有者 | 7 | |||
| 3類 | 腸管出血性大腸菌感染症 | 8 | ||
| 4類 | E型肝炎 | 2 | ||
| レジオネラ症 | 19 | |||
| A型肝炎 | 1 | |||
| 日本紅斑熱 | 1 | |||
| 5類 | 侵襲性肺炎球菌感染症 | 8 | ||
| アメーバ赤痢 | 2 | |||
| 後天性免疫不全症候群 | 4 | |||
| 梅毒 | 20 | |||
| ジアルジア症 | 1 | |||
| 劇症型溶血性レンサ球菌感染症 | 3 | |||
| 侵襲性インフルエンザ菌感染症 | 2 | |||
| ウイルス性肝炎(E型肝炎及びA型肝炎を除く) | 1 | |||
| 急性弛緩性麻痺(急性灰白髄炎を除く。) | 1 | |||
| 急性脳炎(ウエストナイル脳炎、西部ウマ脳炎、 ダニ媒介脳炎、東部ウマ脳炎、日本脳炎、 ベネズエラウマ脳炎及びリフトバレー熱を除く。)  | 
      1 | |||
| 水痘(入院例に限る) | 2 | |||
| カルバペネム耐性腸内細菌目細菌感染症 | 2 | |||
| 百日咳 | 3 | |||
令和5年
| 令和5年全数把握感染症届出状況 | ||||
|---|---|---|---|---|
| 類型 | 疾病 | 令和5年報告累計数(人) | 備考 | |
| 2類 | 結核 | 31 | ||
| うち無症状病原体保有者 | 7 | |||
| 3類 | 腸管出血性大腸菌感染症 | 5 | ||
| 4類 | レジオネラ症 | 13 | ||
| レプトスピラ症 | 2 | |||
| E型肝炎 | 1 | |||
| ライム病 | 1 | |||
| 日本紅斑熱 | 1 | |||
| つつが虫病 | 2 | |||
| 5類 | 侵襲性インフルエンザ菌感染症 | 3 | ||
| 梅毒 | 20 | |||
| ウイルス性肝炎(E型肝炎及びA型肝炎を除く) | 2 | |||
| 水痘(入院例に限る) | 4 | |||
| 播種性クリプトコックス症 | 1 | |||
| 劇症型溶血性レンサ球菌感染症 | 2 | |||
| 百日咳 | 1 | |||
| カルバペネム耐性腸内細菌目細菌感染症 | 4 | |||
| 侵襲性肺炎球菌感染症 | 5 | |||
| アメーバ赤痢 | 2 | |||
| 破傷風 | 1 | |||
※報告数は、他市区町村に在住する患者が岡崎市内の医療機関で診断されたものを含みます。
感染症法に基づく医師の届出のお願い(厚生労働省へのリンク)
愛知県全体の状況は愛知県衛生研究所のホームページ(新しいウィンドウで開きます)で確認できます。
定点把握感染症報告数
定点把握感染症報告数は、岡崎市内にある指定届出機関(定点医療機関)から報告された患者数の平均値です。
※指定届出機関は、以下の疾病の1週間の患者報告数を届け出ることになっています。
愛知県内の感染症警報発令情報
インフルエンザに関する警報等発令情報
インフルエンザ情報ポータルサイトをご覧ください。
伝染性紅斑に関する警報等発令情報
伝染性紅斑警報が発令されました(2025年7月10日)
2025 年第27 週(6 月30 日(月)から7 月6 日(日)まで)における県内の定点医療機関当たりの伝染性紅斑の報告数は2.23 でした。 これは、国立感染症研究所が定める警報の指標である「2」を上回っていることから、県内全域に伝染性紅斑警報が発令されました。
警報・注意報について
 警報レベルは大きな流行が発生または継続しつつあると疑われることを指します。注意報レベルは、流行の発生前であれば今後4週間以内に大きな流行が発生する可能性が高いこと、流行の発生後であれば流行が継続していると疑われることを指します。
 警報レベルは1週間の定点当たり報告数がある基準値(開始基準値)以上で開始し、別の基準値(終息基準値)未満で終息します。注意報レベルは1週間の定点当たり報告数がある基準値以上の場合です。警報・注意報レベルの基準値は、これまでの感染症発生動向調査データから、下記の通り定められています。
| 
         疾病  | 
      
        
         警報レベル 開始基準値  | 
      
         警報レベル 終息基準値  | 
      
        
         注意報レベル 基準値  | 
    
|---|---|---|---|
| 
         インフルエンザ  | 
      
         30  | 
      
        
         10  | 
      
        
         10  | 
    
| 
         RSウイルス感染症  | 
      
         -  | 
      
        
         -  | 
      
        
         -  | 
    
| 
         咽頭結膜熱  | 
      
         3  | 
      
        
         1  | 
      
         -  | 
    
| 
         A群溶血性レンサ球菌咽頭炎  | 
      
         8  | 
      
        
         4  | 
      
         -  | 
    
| 
         感染性胃腸炎  | 
      
         20  | 
      
         12  | 
      
         -  | 
    
| 
         水痘  | 
      
         2  | 
      
         1  | 
      
         1  | 
    
| 
         手足口病  | 
      
         5  | 
      
         2  | 
      
         -  | 
    
| 
         伝染性紅斑  | 
      
         2  | 
      
         1  | 
      
         -  | 
    
| 
         突発性発疹  | 
      
         -  | 
      
         -  | 
      
         -  | 
    
| 
         ヘルパンギーナ  | 
      
         6  | 
      
         2  | 
      
         -  | 
    
| 
         流行性耳下腺炎  | 
      
         6  | 
      
         2  | 
      
         3  | 
    
| 
         急性出血性結膜炎  | 
      
         1  | 
      
         0.1  | 
      
         -  | 
    
| 
         流行性角結膜炎  | 
      
         8  | 
      
         4  | 
      
         -  | 
    
「-」は対象としないことを意味します。
<警報・注意報レベルの考え方について>
警報・注意報レベルの数値は、国が示す定点数の設計が変更された2025年4月7日以前に蓄積されたデータに基づき設定されたものであることから、目安としてお考えください。
なお、4月7日以降における警報・注意報のアラートについては、データ蓄積の上で、今後、国により検討が進められる予定です。












