岡崎市環境基本計画 岡崎市の環境の現況と課題
岡崎市の環境の現況と課題
未来に引き継ぎたい豊かな自然
豊かな自然
岡崎市の丘陵地には自然豊かな森林が広がり、多くの動植物が生息・生育しています。また、川は市街地に自然を呼び込んでいます。
この豊かな自然を未来の人たちとともに共有していくため、森林や川の自然を保全・育成していくことが必要となってきています。
身近な自然
岡崎市の市街地には、竜美ヶ丘公園や甲山の森などの自然の緑地が残っており、近郊には農地や樹林地が連続しています。しかし、宅地化は農地の減少や身近な自然の消失を招いています。
そのため、緑のネットワーク化を図りながら、身近な自然を保全・育成していくことが必要となってきています。
大切にしたい歴史と文化
豊かな歴史と文化
岡崎市には、浮世絵の題材となった藤川宿、岡崎城など262件の指定文化財があります。また、悠紀斎田お田植まつりなど地域の歴史、伝統を今に伝える無形文化財も豊富です。
そのため、これら歴史的遺産を保全・活用し、快適な生活空間や風格のあるまちの形成と個性ある文化の創出を図っていくことが必要となってきています。
よくしていきたいまちの環境
大気汚染、騒音・振動、新しい公害
国道1号や国道248号における大気汚染や騒音、宅地化の進行による近隣騒音や日照障害などが問題化してきています。
また、ダイオキシン類をはじめとした環境ホルモンの問題についても、未然防止と早期解決が課題となってきています。
水質
社会経済活動の変化と生活様式の多様化に伴い、河川の流量低下や水質の悪化がみられています。
河川の環境基準類型指定と水質観測結果(平成16年)
ごみ
岡崎市のごみ処理量の総量は13から14万トンで横ばい状態となっていますが、可燃ごみは年々増えています。
エネルギー消費
市内の電気使用量はここ10年で約1.3倍、ガス使用量は約1.7倍に増えています。
また、自動車保有台数は約1.4倍となっており、特に乗用車の伸び率が高くなっています。