学校給食の目標
日本における学校給食は、明治22年山形県鶴岡町(現鶴岡市)で貧困な児童を救おうと昼食を提供したのが始まりとされています。戦後、経済的困窮と食糧不足から児童生徒を救済するための措置として再開されました。
現在は学校教育活動の一環として実施されており、児童生徒が身体的にも精神的にも急速に成長する大切な時期に栄養のバランスのとれた学校給食をとることを通じて、食育の推進を目指して次の七つの目標を達成することを求めています。
- 適切な栄養の摂取による健康の保持増進を図ること。
- 日常生活における食事について正しい理解を深め,健全な食生活を営むことができる判断力を培い,及び望ましい食習慣を養うこと。
- 学校生活を豊かにし,明るい社交性及び協同の精神を養うこと。
- 食生活が自然の恩恵の上に成り立つものであることについての理解を深め,生命及び自然を尊重する精神並びに環境の保全に寄与する態度を養うこと。
- 食生活が食にかかわる人々の様々な活動に支えられていることについての理解を深め,勤労を重んずる態度を養うこと。
- 我が国や各地域の優れた伝統的な食文化についての理解を深めること。
- 食料の生産,流通及び消費について,正しい理解に導くこと。