市指定:工芸品 乱舞面
乱舞面
木造(桧材)彩色、社伝では乱舞面とよんでいますが、おそらく能面の癋見(べしみ)を神楽面として利用したものと思われます。
中央に縦の亀裂、口をへしめて、怒っているような表情、穴を開けた瞳の周囲を金属板とした所などその特徴をよく示しています。1本の木から形成し、表面はていねいに仕上げ漆で彩色がしてあります。
箱書には「乱舞「面」、「瑞雲院様御寄納」、「竹尾次郎左衛門正興」とあり、家康の父広忠の寄進と伝わります。
ふりがな | らんぶめん |
指定(種別) | 岡崎市指定文化財(工芸品) |
員数 | 1頭 |
大きさ | 面長21.0cm、面幅16.5cm |
指定年月日 | 昭和51年3月31日 |
所在地 | 岡崎市舞 |
所有者 | 山中八幡宮 |
管理者 | 岡崎市美術博物館(高隆寺町)寄託 |
時代 | 室町時代 |
参考文献 |
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注意:文化財の概要については、新たな発見や再調査により記載内容が変更となる可能性があります。
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