市指定:歴史資料 懐玉三河州地理図鑒
懐玉三河州地理図鑒
懐玉三河州地理図鑒は江戸期に刊行頒布された民間の三河国絵図です。寛保元年(1741)に岩戸村(岩中町)の真宗高田派西方寺住職巌谿散人(がんけいさんじん 釈了智隆頓とも)が地理案内の国絵図として、縦112.3cm、横107.5cmの大板を、数年の年月を費やして開版し販売したものです。民間で作られた三河の絵図としては2番目に古いものですが、内容的には、村名その他が細大もらさず記入されており、優れていると評価されています。現在西方寺に図版木6枚、題箋1枚、表紙版木1枚、合計8点が残されています。図版木は表裏の両面に刻印され、合計12枚刷ったものを1枚の地図とするようになっています。
ふりがな | かいぎょくみかわのくにちりずかん |
指定(種別) | 岡崎市指定文化財(歴史資料 ) |
員数 | 一括 |
指定年月日 | 平成5年4月12日 |
所在地 | 岡崎市広隆寺町字峠1番地 MAP(新しいウィンドウで開きます) |
所有者 | 西方寺 |
管理者 | 岡崎市美術博物館寄託(高隆寺町) |
時代 | 江戸時代中期 |
参考文献 |
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注意:文化財の概要については、新たな発見や再調査により記載内容が変更となる可能性があります。
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