あいさつ
校長 山田 健志
岡崎市は愛知県三河地区の中核都市として発展を遂げていますが、今年は大河ドラマの影響もあってさらに全国的に注目が集まっています。本校はその岡崎市の中心部に位置しており、昭和44年(1969年)に開校して以来50年以上の歴史を持ち、主に地域医療の担い手として1500名を越える卒業生を輩出してきました。
本校の教育理念は『感性をはぐくむ』です。看護師には専門的な知識や技術、実践力に留まらず、最も患者さんの近くに寄り添う存在として、患者さんの心を支え、安心して治療・療養の日々を過ごすことができるようにする包容力や優しさ、コミュニケーション力といった、まさに人間力が強く求められます。
その根幹をなすものが、多様化する社会の中でも様々な物事の変化に気づき、そこから何かを感じ取ることができる能力である「感性」だと考えます。こうした感性は一朝一夕で養われるものでは決してなく、日々の家庭での生活や本校で過ごす仲間や教職員との何気ない時間の中で形成されるものです。長い歴史を有する本校には、学生の皆さん1人1人の感性を引き出し、育んでいけるだけの環境が十分に備わっていると確信しています。私たち教職員は学生の皆さんの“看護師になりたい!”という熱い思いを受け止め、その実現と全人的成長へと導くことを目標として、日々学生の皆さんと共に歩んでいます。
平成19年(2007年)から3年課程の看護専門学校へ移行して以来、令和6年(2024年)度で第18期になりますが、うち12期において看護師国家試験の合格率100%を達成しており、愛知県内でもトップクラスの実績を誇っています。
本校で学ばれた皆さんが看護師としての第一歩を踏み出すその日まで、職員一丸となって全力で皆さんを支え続けることをお約束します。ぜひ本校で一緒に学び、自らの成長を喜びと感動をもって実感していただければ幸いです。