日本脳炎予防接種
日本脳炎予防接種
日本脳炎とは
日本脳炎は、日本脳炎ウイルスにより発生する疾病です。ヒトから直接ではなく、ブタなどの体内で増えたウイルスが蚊を介して感染します。6~16日の潜伏期間の後、突然の高熱、頭痛、嘔吐などで発病し、意識障害やけいれんなどの症状を示す急性脳炎になることがあります。ヒトからヒトへの感染はありません。
日本脳炎ウイルスに感染した人のうち100~1,000人に1人が脳炎を発症します。脳炎のほか髄膜炎や夏かぜのような症状で終わる人もいます。
脳炎になった場合の死亡率は20~40%ですが、幼少児や老人では死亡のリスクが高いとされています。また生存者の45~70%に後遺症が残ります。小児では特に重度の障害を残すことが多いとされており、パーキンソン病様症状やけいれん、麻痺、精神発達遅滞、精神障がいなどが挙げられます。
日本脳炎ウイルスの存在は、西日本を中心に広い地域で確認されています。日本脳炎のリスクのある国として、中国・インド・韓国・日本など多数の国がCDC(米国疾病予防管理センター)ホームページに記載されています。
予防法は、ワクチンの接種と、なるべく蚊に刺されないようにすることです。
日本脳炎(厚生労働省)(新しいウィンドウで開きます)もご覧ください。
通知(予診票・接種券)の発送について
・日本脳炎予防接種第1期初回の通知(予診票・接種券)は、対象者が3歳を迎える月の前月の下旬に発送します。
・日本脳炎予防接種第1期追加の通知は初回(2回)接種終了後、1年後を迎える月の前月の下旬に発送します。
・日本脳炎予防接種第2期の通知は、対象者が9歳を迎える月の前月の下旬に発送します。
・通知が届く前に予約をされていて予約日の間際になっても通知が届かない場合は、下記担当課へお問い合わせください。
・岡崎市へ転入されたかたで調査票が未返送の場合は、通知が発送できません。調査票を速やかにご返送ください。お急ぎの場合は、記入した調査票と母子健康手帳を保健所窓口へお持ちください。
接種について
対象者は、接種日時点で岡崎市に住民登録があるかたです。
対象年齢 |
回数 |
間隔 |
|
---|---|---|---|
第1期 |
標準的には、 初回(1回目・2回目)接種、 追加(3回目)接種 |
3回 |
<初回(1回目・2回目)> |
第2期 |
標準的には、 |
1回 |
- |
・標準的な接種の対象年齢よりも早期に接種を希望される場合は申請が必要です。下記担当課へご連絡ください。(ただし、生後6か月未満では接種できません。追加接種は、2回目から6か月経過していないと接種できません。第2期は、9歳未満では接種できません。)
・初回2回目の接種が6歳6か月以降の場合は、早期に接種を希望する申請をしないと追加接種(3回目の接種)が定期接種として受けられなくなります。該当されるかたは下記担当課へご相談ください。
日本脳炎予防接種の特例措置について
日本脳炎の予防接種後に重い病気になった事例があったことをきっかけに、平成17年度から平成21年度まで、日本脳炎の予防接種の積極的勧奨を行っていませんでした。
その後、新たなワクチンが開発され、現在は日本脳炎の予防接種を通常通り受けられるようになっています。
通常は第1期3回(初回2回、追加1回)を3歳から7歳半までに、第2期(1回)を9歳から13歳までに受けていただくことになっていますが、特例措置として、下記に該当するかたも、不足分の接種を受けることができます。
<平成7年4月2日から平成19年4月1日生まれで、1期または2期いずれかの接種が終わっていない、 20歳未満のかた>
ご希望のかたには接種券を交付しますので、下記担当課へご連絡ください。