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喫煙者へのたばこの害

最終更新日令和7年6月5日 | ページID 005058

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1

たばこの煙にはニコチン、タール、一酸化炭素など様々な化学物質が含まれています。
これらの有害物質はたばこを吸うことで血液中に入り、色々な悪影響を与えています。

目次

たばこの煙に含まれる3大有害物質

喫煙による病気のリスク

周囲の人への害

ブリンクマン指数とは

電気加熱式たばこも「たばこ」です

1.たばこの煙に含まれる3大有害物質

たばこの煙には、約4,300種類の化学物質、約1,000種類のガス成分が含まれています。これらの化学物質には、約70種類の発がん性物質が存在します。

たばこに含まれる有害物質の中でも、ニコチン、タール、一酸化炭素は「3大有害物質」と言われます。

たばこをやめられない原因の「ニコチン」

ニコチンは、依存症を引き起こす原因となる物質です。脳には、ニコチンが結合すると快感を感じる受容体があります。

たばこを一本吸うとニコチンを体内に取り込むことで快感を感じることができますが、40~50分経過して体内のニコチンが切れてくるとイライラしたり不安を感じるようになります。

それを補うために次のたばこを吸う、というループが出来上がります。これを「ニコチン依存症」といいます。

イライラしたり不安な気持ちになることを解消するためにたばこを吸う喫煙者もいますが、たばこを吸わない人にはこのような悩みはありません。

喫煙者は、一日の中で何度も禁断症状に襲われながら生活しているのです。

さらに、ニコチンには血管を収縮させる作用があり、血行を阻害します。血管の縮小により、心臓や血管がダメージを受け、次のようなことが起こります。

 ・脳や末梢血管の血流が障害される → 頭痛・冷え性・肩こり等

 ・血圧が上昇 → 動脈硬化 → 心筋梗塞・狭心症・脳卒中

肺を真っ黒にする「タール」

吸い殻のフィルター部分で茶色くなっているのがタールです。たばこに火をつけると、タールは熱で揮発します。

吸い殻に残っているのはほんの一部で、タールは口の中、気道、肺へと吸い込まれ、粘着性の物質が体内に残ります。

たばこを吸うと、タールにより肺が真っ黒になるだけでなく、腫れて、収縮しづらくなり機能が低下します。

そのまま吸い続けることで、肺胞が溶けて破れ、肺の本来の機能であるガスの交換ができなくなってしまいます。

一度ダメージを受けてしまうと、肺の機能は回復しません。この変化は喫煙者の体内で着実に進んでいきますが、ダメージが進行するまで自覚症状は現れません。

そして、タールには60種類以上の発がん性物質が含まれ、がんの原因になります。

全身を酸欠にする「一酸化炭素」

血液中のヘモグロビンは、酸素と結びついて、酸素を全身に運んでいます。

一酸化炭素は、酸素の200倍ヘモグロビンと結びつきやすい物質です。そのため、一酸化炭素が体内に入ることで、酸素が正常に全身へ運ばれなくなってしまいます。

つまり、全身が酸素不足の状態になり、運動不足・持久力・集中力が低下します。

この酸欠状態は3~4時間続くため、3時間ごとに喫煙すると、延々と酸素不足の状態になります。

2. 喫煙による病気のリスク

(1)非喫煙者に比べ、がんのリスクが高い

非喫煙者を1としたときの喫煙者の相対危険度

男性

  • 口・咽頭がん 3.0倍
  • 喉頭がん 32.5倍たばこ
  • 食道がん  2.2倍
  • 肺がん  4.5倍
  • 膵臓がん  1.6倍
  • 膀胱がん  1.6倍
  • 全体  1.5倍

女性

  • 口・咽頭がん  1.1倍
  • 喉頭がん  3.3倍
  • 食道がん  1.8倍
  • 肺がん  2.3倍
  • 膵臓がん  1.4倍
  • 子宮頚部がん  1.6倍
  • 膀胱がん  2.3倍
  • 全体 1.6

資料 国立がんセンター 計画調査(昭和41年から昭和57年)

(2)呼吸器系疾患への危険性の増加

COPDなどの呼吸気性疾患(持続性のせきやたん、呼吸困難など)のリスクが高まります。

喫煙は肺の機能を損なうため、新型コロナウイルス感染症感染時に重篤な疾患を発症するリスクも高めます。(新型コロナウイルス感染症(COVID-19)と喫煙に関するWHO声明より)

COPDを知っていますか?

COPDとは?

COPD(Chronic Obstructive Pulmonary Disease) とは慢性閉そく性肺疾患のことです。

たばこなどに含まれる有害化学物質を長年吸い込むことで、気管支に慢性的な炎症が生じたり、肺胞(気管支が枝分かれした奥にあるぶどうの房状の小さな袋)が少しずつ破壊されていく病気です。この変化は、治療によっても元に戻ることはありません。

その結果、肺の機能が気づかないうちに損なわれ、身体が酸欠になる病気です。

COPDの原因

COPDは「たばこ病」「肺の生活習慣病」とも言われ、患者の約9割が喫煙者です。

WHO(世界保健機関)の統計において、患者数の増加に伴い、2030年に世界の死亡原因の第3位になると予想されています。

日本における死者数は増加傾向であり、2018年は18,577人でした。(厚生労働省統計より)

治療を受けている患者数は約26万人(2014年患者調査)ですが、この数は氷山の一角であり、COPDは多くの潜在患者がいることが知られています。

日本では、推計 500万人以上(NICEスタディ2001より)が適切な治療を受けていないといわれています。

COPDの症状

初期は無症状で、ゆっくり進行し、一度壊れた肺胞はもとどおりに戻ることはありません。

症状が進むと、咳や痰がたくさん出たり、階段の昇降で息切れが起こるようになります。これがCOPDの初期症状です。
最終的には、日常生活の軽い動きでも息苦しさが持続して、一日中酸素を必要とする身体になってしまうこともあります。

症状の進行を食い止めるためには、まず禁煙をすることが重要です。

そのうえで必要な治療をほどこすことで、可能な限り悪化を食い止めることができます。

(3)循環器系疾患の危険が高まる

喫煙しない人に比べ、虚血性心疾患、脳卒中、腹部大動脈瘤、および末梢動脈硬化症 などのリスクが高まります。
『健康おかざき21計画』では虚血性心疾患、脳血管疾患の死亡率を減少させることを目標としています。

(4)妊娠への影響

妊婦さんがたばこを吸っていると、たばこに含まれる有害物質の影響でおなかの赤ちゃんが栄養不足や酸素不足を引き起こします。

妊娠中に喫煙をすると、次のリスクが高まるといわれています。

・低出生体重

・早産

・胎児発育遅延

・子宮外妊娠

・常位胎盤早期剥離

・前置胎盤         など

健康おかざき21計画中間評価(平成31年度)では、妊娠中もたばこを吸っている人は1.6%という結果でした。
岡崎市では、「妊娠中にたばこを吸う人 0%」を目標としています。

(5)その他の影響

2型糖尿病の発症、歯周病、ニコチン依存症 胃潰瘍などの胃腸の病気、歯周病、アレルギー疾患、老化の促進など、様々な悪影響を及ぼ しています。

たばこと健康に関して詳しくはこちら(新しいウィンドウで開きます)もご参考ください。

(6)喫煙と疾病の因果関係のまとめ

因果関係が確実なもの・可能性があるもの

能動喫煙との因果関係

がん

肺がん、口腔・咽頭がん、喉頭がん、鼻腔・副鼻腔がん、食道がん、胃がん、

肝臓がん、膵臓がん、膀胱がん、子宮頸部がん
肺がん患者の死亡、がん患者の二次がん罹患
かぎたばこによる発がん

大腸がん、腎盂尿管・腎細胞がん、乳がん、前立腺がん(死亡)、急性骨髄性白血病
子宮体がんのリスク減少
がん患者の死亡、がん患者の再発・治療効果低下、がん患者の治療関連毒性
循環器疾患

虚血性心疾患、脳卒中、腹部大動脈瘤、末梢動脈硬化症

胸部大動脈瘤

呼吸器疾患

慢性閉塞性肺疾患(COPD)、呼吸機能低下、結核死亡

気管支喘息の発症、気管支喘息の増悪、結核の発症、結核の再発、特発性肺線維症

その他

妊婦の喫煙では、早産、低出生体重・胎児発育遅延、乳幼児突然死症候群(SIDS)
2型糖尿病の発症、歯周病、ニコチン依存症

虫歯、口腔インプラント失敗、歯の喪失
閉経後女性の骨密度低下、大腿骨近位部骨折
関節リウマチ、認知症、日常生活動作(低下)
女性の生殖能力低下、妊婦の子宮外妊娠・常位胎盤早期剥離・前置胎盤

未成年者の喫煙
(喫煙開始年齢が若いことによる)

全死因死亡、がん死亡、循環器疾患死亡、がん罹患のリスク増加

3.周囲の人への害

受動喫煙

たばこを吸わない非喫煙者が、喫煙者の近くにいることでたばこの煙を吸わされてしまうことを「受動喫煙」といいます。NO

【主流煙】 喫煙者がフィルターを通して吸い込む煙

【副流煙】 たばこの先から立ち上る煙

どちらの煙にも有害物質が含まれており、たばこを吸っていない人がこれらの有害物質が含まれる煙を吸わされることを「受動喫煙」といいます。

副流煙はフィルターを通らないため、有害物質が主流煙の2~4倍含まれています。

受動喫煙について詳しくはこちらのページをご覧ください。

小児の誤飲事故

さらに、受動喫煙だけでなく、小児の誤飲事故にもつながります。

誤飲事故の第1位はたばこです。

たばこそのものの誤飲も危険ですが、ニコチンの作用により吐き出すことが多いため、重篤な状態になることはまれです。

特に気を付けたいのは、火を消すために灰皿に入れた水など、たばこの成分が溶け出た水を飲みこんでしまうことです。

少量飲んだだけでも重篤なニコチン中毒を起こし、最悪の場合亡くなってしまうこともあります。

4. ブリンクマン指数とは

ブリンクマン指数は、次の計算式によって算出される喫煙指数のことです。

ブリンクマン指数 = 1日に吸うたばこの平均本数 × 喫煙年数

例) 1日20本を20年間吸っているなら、20×20=400

ブリンクマン指数 病気リスク
400~600 ・肺がんの危険性が高くなる
600~1200

・肺がんの危険性がさらに高くなる

・COPD(慢性閉そく性肺疾患)の危険性が高くなる

1200~ 咽頭がんの危険性が高くなる

5. 電気加熱式たばこも「たばこ」です

電気加熱式たばことは、たばこの葉や、たばこの葉を用いた加工品を電気で加熱し、発生した蒸気を吸うものです。

販売開始してからまだ日が浅いため、健康影響評価等の情報が少なく、今後も注視が必要です。

電気加熱式たばこにも、少なからず有害物質が含まれており、喫煙者と受動喫煙者の健康に悪影響を及ぼす可能性については否定できないと考えられています。

たばこの煙にさらされることについて「安全なレベル」というものはありません。

国では当分の間、電気加熱式たばこは紙巻たばこと同様の扱いにするとしています。

 

 

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  • 厚生労働省 喫煙|e-ヘルスネット(新しいウィンドウが開きます)
  • COPD(慢性閉塞性肺疾患)-スマートライフプロジェクト(新しいウィンドウが開きます)
  • 慢性閉塞性肺疾患(COPD) 一般社団法人日本呼吸器学会(新しいウィンドウが開きます)
  • COPD(慢性閉塞性肺疾患)について-愛知県ホームページ(新しいウィンドウが開きます)

お問い合わせ先

健康増進課成人・難病支援係(成人保健・がん)

電話番号 0564-23-6639 | ファクス番号 0564-23-5071 | メールフォーム

〒444-8545 岡崎市若宮町2丁目1番地1(岡崎げんき館2階)

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