熱中症にご注意ください
熱中症は、暑い屋外などでの労働や運動時だけでなく、自宅などの屋内でもなることがあります。
岡崎市でも、5月ごろから熱中症が原因で救急搬送される方が増え始めます。
熱中症の予防法、対処法、症状等について知り、熱中症を防ぎましょう。
熱中症予防に関するチラシはこちらをご覧ください。
愛知県への熱中症警戒アラートの発表状況
愛知県への熱中症警戒アラートの発表状況についてはこちら(新しいウィンドウで開きます)をご覧ください。
暑くなる前から始める熱中症予防
熱中症は、急に気温が高くなった時に起こりやすいといわれています。急に気温が上がると、からだが暑さに慣れていないため、上手に汗をかいたり、体内の熱を外にうまく放出できず、熱中症になってしまいます。
そのため、暑くなる前に、少し汗をかくような運動(ウォーキングなど)を1日30分程度行いましょう。2週間ほど続けることで、汗をかく習慣ができると、気温が上がった時にも、からだが上手に熱を放出してくれます。
暑くなってからの熱中症予防
1 暑さを避けましょう
・日陰を選んで歩く
・暑い日や時間帯は無理をしない
・吸汗・速乾素材を使用したものやゆったりとした風通しのよい衣服を選ぶ
・日傘や帽子などを活用する
など、日常生活で暑さを避ける工夫をしましょう。
2 こまめに水分を補給しましょう
暑い日には知らず知らずのうちにじわじわと汗をかいていますので、からだを動かしていなくても水分をとるようにしましょう。のどが渇いたと感じる前に水分をとることが大切です。水分量の目安は、食事以外に1日1.2リットル程度と言われています。(持病をお持ちの方で水分摂取を控える必要のある方は、かかりつけ医にご相談ください。)
また、入浴時、睡眠時にも体内の水分は失われていきます。入浴前後、起床後にはコップ1杯程度の水分をとりましょう。
なお、アルコールは尿の量を増やし、体内の水分を排泄してしまうため、汗で失われた水分をアルコールで補給することはできません。
3 日ごろから体調のチェックを行いましょう
風邪などの体調不良時や、寝不足、二日酔いなど、体調が万全でないときには、熱中症に特に注意が必要です。
自身の体調に気を配り、体調不良の際には無理をせず、休息をとりましょう。
熱中症に特に注意が必要な方
高齢者
年齢を重ねると、「のどの渇き」や「暑さ」を感じにくくなったり、汗をかくなどの体温調節機能が衰えます。そのため、のどが渇いたと感じなくても定期的に水分補給をすることが大切です。また、自宅に温度計を設置して、こまめに室内の温度を測り、エアコンや扇風機などを活用して室温が上がりすぎないように気を付けましょう。
子ども
子どもは体温調節機能がまた十分に発達していません。また、自分自身の体調の変化を周囲に上手に伝えることができないので、周りの大人が気にかける必要があります。また、水分摂取を定期的に促しましょう。
熱中症が疑われる時の対処法
熱中症の症状
【軽度】手足がしびれる・めまい、立ちくらみがある・筋肉のこむら返りがある・気分が悪い など
【中等度】頭ががんがんする・吐き気がある・吐く・からだがだるい など
【重度】意識がない・けいれんしている・呼びかけに対して返事がおかしい など
対処法
●風通しの良い日陰や、冷房が効いている室内に移動させましょう。
●衣服をゆるめ、首の付け根や、脇の下、そけい部を保冷剤等で冷やしましょう。
熱中症は急激に症状が進行する場合があるため、決して一人にしないようにしましょう。
●水分をゆっくり飲んでもらいましょう。
自力で水分が飲めない場合は無理に飲ませず、病院に受診しましょう。
●重度の症状がみられる場合は、救急車を要請してください。
皆さんが実践している熱中症対策
令和3年6月に行ったアンケートで、皆さんにご自身で心がけていらっしゃる熱中症対策についてお尋ねしました。
●こまめな水分補給
●エアコン等による室温調整
●外出時の日傘、帽子の利用や衣服の工夫
●日かげや涼しい時間帯の外出
●塩分(ミネラル)補給
●休憩を取りながらの活動
●適宜マスクを外す
●規則正しい生活習慣(睡眠や休養をしっかりとる、朝食を食べる、バランスの良い食事、定期的な運動など)
熱中症に関するアンケート結果についてはこちらをご覧ください。
熱中症まめ知識
まめ吉から熱中症に関するまめ知識をお伝えします。
熱中症に関するクイズ
熱中症警戒アラートとは
熱中症の危険性が極めて高い暑熱環境になると予想される日の前日夕方または当日早朝に、環境省より発表されます。
※暑さ指数(WBGT):単位は気温と同じ摂氏度(度)で示されますが、その値は気温とは異なります。人体と外気との熱のやりとりに着目した指標で、1.湿度、 2.日射・輻射など周辺の熱環境、 3.気温の3つを取り入れた指標です。
○環境省(暑さ指数とは)(新しいウィンドウで開きます)
熱中症警戒アラート発表時の予防行動
1. 外出はできるだけ控え、暑さを避けましょう
昼夜を問わず、エアコン等を使用して部屋の温度を調整する
2. 熱中症のリスクの高い方に声かけをしましょう
高齢者、子ども、持病のあるかた、肥満のかた、 障がいのあるかた等
3. 「熱中症予防行動」を普段以上に実践しましょう
・喉が渇く前に水分補給する
・涼しい服装を選択する
4. 外での運動や活動は中止/延期をしましょう
屋外やエアコン等が設置されていない屋内での運動は、原則、中止や延期をする
5. 暑さ指数(WBGT)を確認しましょう
身の回りの暑さ指数を行動の目安にする
○環境省熱中症予防情報サイト-暑さ指数(WBGT)の実況と予測 (新しいウィンドウで開きます)
★アラート発表時の予防行動について 詳しくはこちらをご覧ください。
大塚製薬株式会社様から熱中症対策の資材を御提供いただきました
熱中症情報に関するホームページ(新しいウインドウで開きます)
熱中症環境保健マニュアル、熱中症予防リーフレット・カード、暑さ指数(WBGT)予報ほか
環境省
熱中症情報 http://www.env.go.jp/chemi/heat_stroke/
熱中症予防情報サイト https://www.wbgt.env.go.jp/
天気予報、気象情報、異常天候早期警戒情報ほか
気象庁
熱中症に注意 http://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/kurashi/netsu.html
異常天候早期警戒情報 http://www.jma.go.jp/jp/soukei/
全国における熱中症傷病者救急搬送に関する情報
消防庁(熱中症情報) http://www.fdma.go.jp/neuter/topics/fieldList9_2.html