クアオルト®健康ウオーキング
クアオルト®健康ウオーキングとは
クアオルト(Kurort)とは、ドイツ語で、クア(Kur)「治療・療養、保養のための滞在」とオルト(Ort)「場所・地域」という言葉が合わさって、「保養地・療養地」という意味になります。ドイツでは、このクアオルト(保養地・療養地)で個人の体力に合わせ運動リスクの少ないウオーキングを行っており、心筋梗塞、狭心症のリハビリ、高血圧、骨粗しょう症などの治療として活用されています。自然の野山を冷気と風を利用しながら歩くことから気候性地形療法といいます。
クアオルト®健康ウオーキングは、ドイツのクアオルトの気候性地形療法の手法やコースの基準を基本とし、日本の自然環境や気候に適合させ、あらかじめ計測された斜面のあるコースを個人の体力に応じて安全・効果的な有酸素運動として実践できるように指導者とともに、心拍数、血圧、体表面温度を測定しながら歩きます。日本では生活習慣病や認知症の予防など健康づくりに活用されています。
岡崎市の専用コース「クアの道」
岡崎城跡周遊コース(マップの印刷はこちら)
岡崎市の中心街にある岡崎公園は、緑豊かな都市公園です。岡崎公園は江戸幕府を開き動乱の世から太平の世を築きあげた、徳川家康公が生まれた史跡岡崎城跡が所在します。岡崎城跡周遊コースには岡崎城の立派な石垣や由緒ある龍城神社、市民の生涯学習や文化交流の拠点「岡崎市図書館交流プラザ りぶら」など見どころが満載です。週末には様々なイベントが開催される乙川河川敷を眺めながら、歴史や文化にふれることができる都市型のコースです。
<緑豊かな岡崎公園>
下山いやしの里山コース(マップの印刷はこちら)
山合いから流れる小川、季節折々に咲き乱れる花や野草など、日本の原風景が色濃く残り、心癒される風景が広がる里山・下山地区を歩くコースです。
近くには岡崎市に2つある酒蔵のひとつがあり、周辺一帯が自然豊かな自然環境である証といえます。
適度な傾斜と土の道で、目標とする運動強度に効率よく近づけることができるのに加え、郷愁を誘う里山を歩くことでメンタルヘルスへの良い効果も期待できます。
<下山地区の田園風景>
コースについて
悪天候及び悪天候直後は路面等の状態が悪い場合があります。十分注意して歩くようにしましょう。危険を伴う場合は歩くのをやめましょう。
クアオルト健康ウオーキング 歩くときのポイント!
その1 運動負荷を調整
目標心拍数は 160 - 年齢 ※血圧降下剤を服用している人は目標心拍数を10%から20%減らします。
結果によって、歩く速さなどで運動負荷を調整します。
その2 冷たくさらさら
体表面温度を2度程度下げ、「冷たくさらさら」の状態を保つことで運動効果を2倍程度高めることができます。
首元を開けたり、袖をまくったりすることで体表温度を調整します。
その3 ヤッホ!
各コースにヤッホポイントがあります。「ヤッホ!」と大きな声を出します。
ウオーキングで浅くなりがちな呼吸を深くし、多くの酸素を取り込むために肺の空気を吐き切ります。
専門ガイド(実践指導者)が案内
専門家に講習を受け、実践指導者が認定(日本クアオルト研究所)されます。岡崎市「クアの道」の専属ガイドとして教室等でコースの案内や歩き方の指導をします。
ガイド講習の様子
講義ではクアオルト健康ウオーキングの特徴や、ガイドの具体的な注意点とノウハウについて学びました。
実地講習では、コースを指導者と一緒に歩き、心拍数の測り方や参加者への声かけなど安全にウオーキングを行うポイントについて学びました。
※令和4年度クアオルト健康ウオーキング教室についてはこちらをご覧ください。
市長と歩こう!クアの道~下山いやしの里山コース~が開催されました
令和4年5月12日(木)、「市長と歩こう!クアの道~下山いやしの里山コース~」が開催されました。
当日は悪天候(雨)でしたが13名の参加があり、専門ガイドの案内のもと中根市長と一緒にクアの道を歩きました。
下山小学校体育館でのオリエンテーションでは、中根市長の挨拶に続き下山小学校児童によるコースの見どころ「みてみてポイント」の発表がありました。
児童たちは授業の中でコースを何度も歩いて調べ、この時期の草花や昆虫などコース内で見られるものを子どもならでは視点で「みてみてポイント」として参加者に伝えてくれました。
専門ガイドによるクアオルト健康ウオーキングの説明があり、準備体操を行った後、参加者全員で記念撮影をしました。
雨具の準備をしガイドからコースの説明を受け、2チームに分かれて出発しました。途中の計測ポイントでは心拍数を測定をし運動負荷を調整しながら歩きました。
中根市長はコースの前半を先発チーム、後半を後発チームと一緒に歩き参加者と交流されました。
ヤッホポイントでは、雨の中でも参加者の声が下山の里山に「ヤッホ」と響きました。
体育館に戻ると、先日健康づくりの推進に向けた包括連携協定を締結した大塚製薬株式会社から飲み物のプレゼントがありました。
整理体操をしたあと、中根市長から終わりの挨拶があり終了となりました。
岡崎市「クアの道」認定記念式典が開催されました
令和3年3月20日(土・祝日)、岡崎市図書館交流プラザ りぶら ストリート広場にて、太陽生命クアオルト健康ウオーキングアワード2019 岡崎市「クアの道」認定記念式典が開催されました。
新型コロナウイルス感染症拡大防止のため関係者のみで行いましたが、当日は晴天に恵まれ市内に2コース「岡崎城跡周遊コース」、「下山いやしの里山コース」が正式に「クアの道」として認定されました。
「クアの道」の認定証は、太陽生命株式会社岡崎支社 姫野支社長から山本副市長に授与されました。また、講習を修了した4名が専門ガイド(実践指導者)として認定されました。
姫野支社長、山本副市長、株式会社クアオルト研究所伊藤会長によるテープカットが行われ、最後に参加者で記念撮影をしました。
式典後はチームに分かれて、実践指導者の案内のもと「岡崎城跡周遊コース」でのクアオルト健康ウオーキングを体験していただきました。
コースの途中では心拍数の測定、血圧測定を行いました。
午後からは、下山小学校で認定証のお披露目と実践指導者の紹介、テープカット(遠山総代、山本副市長、株式会社クアオルト研究所石井執行役員)を行いました。
参加者で記念撮影後、準備体操をし実践指導者の案内のもとクアオルト健康ウオーキングを体験しました。
中根市長が駆けつけ、参加者の方々と交流されました。
「太陽生命クアオルト健康ウオーキングアワード2019」で優秀賞
本市は、「太陽生命クアオルト健康ウオーキングアワード2019」で優秀賞を受賞しました。
その副賞として、太陽生命株式会社の特別協賛、株式会社日本クアオルト研究所の監修により、市内に専用のコース「クアの道」2コースの整備と4名の実践指導者(ガイド)の養成を行ってきました。
専用コースは令和3年3月20日(土・祝)に「クアの道」として認定されました。合わせて実践指導者4名も認定されています。