適正受診にご協力ください
日本の医療保険は、原則、全てのかたがいずれかの公的医療保険に加入することになっています。
業種や職場ごとに加入する被用者保険、75歳以上になると加入する後期高齢者医療制度、それらのいずれにも該当しないかたは、国民健康保険(国保)に加入することになります。
そしてこれらの医療保険は基本的に、加入者の支払う「保険料」と税金などの「公費」によって運営されています。医療保険は、病気の時やケガをした時に保険証を提示すれば、少ない負担(3割または2割)で医療を受けることが可能です。また、高額な医療費がかかった場合は、申請により自己負担限度額を超えた額が支給されるなど安心な制度ですが、医療費が増えれば、医療保険の「保険料」も上がってしまいます。
また、福祉医療受給者証をお持ちのかたは、保険証と一緒に福祉医療受給者証を提示することで、窓口で支払う医療費の自己負担分に助成を受けられます。
この医療費助成は、市民の皆様や医療機関の理解と協力によって支えられています。
今後も国民皆保険制度、福祉医療費助成制度を維持できるよう、「上手な医療のかかり方」をご紹介します。
適正受診とは
適正受診とは、「なるべく医療機関を受診しない」といったものではありません。
体の不調を感じたら早期に受診をしましょう。様子を見ていて重症化してしまうと、治療に時間がかかり、医療費も高額になってしまう恐れがあります。
上手に医療機関にかかることで、医療機関の受け入れ態勢を整え、必要な時に医療が受けられるようになり、医療費を抑えることにもつながります。
1.かかりつけ医・かかりつけ薬局を持ちましょう。
かかりつけ医とは、自分や家族の病歴や体質などを把握してくれている、何かあったらまず相談すると決めている医師のことです。生活習慣の改善点などのアドバイスもしてくれます。
かかりつけ薬局とは、処方箋をもらったら、必ずそこで調剤してもらうと決めている調剤薬局のことです。薬の重複や飲み合わせなどをチェックしてもらえ、薬歴を把握した上でのアドバイスが受けられるなど多くのメリットがあります。
薬が余ったときも、薬剤師に相談しましょう。
2.重複受診はやめましょう。
同じ病気で複数の医療機関をかけもちする「重複受診」は、何度も初診料を支払うだけでなく、同じような検査の繰り返しで時間や医療費のムダとなります。また、注射や投薬の重複で、思わぬ副作用や症状の悪化が生じるなどの危険もあります。何かあった場合には、まずはかかりつけ医に相談しましょう。
3.休日や夜間に受診する場合は・・・・。
現在、休日や夜間において、軽症の患者さんの救急医療への受診が増加し、緊急性の高い重症の患者さんの治療に支障をきたすケースが発生しております。また、休日や診療時間外に受診する場合、医療費が高く設定されていたりします。
夜間・休日にお子さんの急な病気で心配になったら、まず小児救急電話相談【#8000番】(#と8000を押すだけ)の利用をしてみましょう。医師や看護師さんから症状に応じた適切な対処の仕方などアドバイスが受けられます。
ただし、明らかに緊急を要する急病の場合は、迷わず医療機関を受診してください。
4.ジェネリック医薬品を活用しましょう。
ジェネリック医薬品は新薬と同等の効き目で価格の安いお薬です。医師や薬剤師に相談しながら、積極的に活用しましょう。
詳しくはこちら「ご存知ですか?ジェネリック医薬品」をご覧ください。
適正受診については、国保年金課給付係へお問い合わせください。
(お問い合わせ先)
国保年金課給付係
〒444-8601岡崎市十王町2丁目9番地(東庁舎1階10番窓口 ) 電話:0564-23-6169 FAX:0564-27-1160
福祉医療については、医療助成室福祉医療係へお問い合わせください。
(お問い合わせ先)
医療助成室福祉医療係
〒444-8601岡崎市十王町2丁目9番地(東庁舎1階11番窓口) 電話:0564-23-6148 FAX:0564-27-1160