本校の特色
岡崎市は、愛知県の中央部に位置し、江戸幕府を開いた徳川家康公の生誕地として知られる歴史と文化の香りがするまちです。市の中心部にある岡崎城は、桜やふじの名所であり、風光明媚な所です。
中心市街地よりやや北部の閑静な住宅地にある本校は、平成19年4月には2年課程(昼間定時制)から3年課程(全日制)への課程変更を行いました。建物、設備、教材備品を一新し、新たな看護師養成所として開校、記念すべき第1期生が入学、その後、平成21年4月には第3期の入学により1学年から3学年の全学生が揃い、翌年の3月には第1期生が晴れて卒業を迎え、岡崎市内を中心とする医療機関へ看護師として送り出すことができました。
近年、少子高齢の時代を迎え、急性期から在宅まで、保健・医療・福祉の一層の連携強化や役割分担が推進され、看護に求められる内容は益々多様化しています。今後とも、看護師を目指す若い力を育む学校として、今まで培ってきた伝統の上に、複雑・多様化する社会に貢献できる看護師の育成に努めてまいります。
本校では、教育課程の目指すものとして「感性」をキーワードにしています。通常の授業に加え、特別活動「自然と親しむ」、「日本の文化とこころ」も通して、学生一人一人の潜在能力や可能性を引き出し、気づく力から自ら学びを探求する力へと成長していく「感性」を培っていきます。
看護実践に必要な観察力・判断力をトレーニング学習ができる「フィジカルアセスメント実習室」を設置し、モデル人形3体「フィジコ」を何時でも使用し、患者さんへの打診・聴診・触診によって症状を分析する演習を行うことができます。在宅看護論実習では、トイレ、浴室、キッチン、和室などマンションの1室を再現した教室(実習室)を備え、多様な学習環境で実習を行っています。
令和3年度より、校内のWi-Fi環境を整備し、タブレットと電子教科書を使った授業のICT化を進め、確実な単位取得ができるよういつでもどこでも学べる学習環境を整えています。
講師等は、近隣の大学や医療機関を始めとした各専門分野の経験豊富な方が揃っており、質の高い教育環境となっています。 実習施設である「岡崎市民病院」では、最新の医療技術を備えた現場での実習に対応するための医療機器が十分に整備されています。岡崎市近郊の様々な医療機関で最先端の医療を学ぶことにより、看護の実践力を養うことができます。
就職先としては、近隣に「岡崎市民病院」や「藤田医科大学岡崎医療センター」などの病院があり、幅広く選ぶことができます。