子宮頸がん予防接種(ヒトパピローマウイルス感染症(HPV)ワクチン)よくあるご質問等
よくあるご質問等
定期予防接種・キャッチアップ接種 共通
岡崎市・幸田町以外の医療機関で接種したい。
可能です。ただし、必ず事前に手続きをしてください。(事前の手続きなしで接種した場合は、自費での接種となります。)
手続きには2週間程度がかかりますので、希望される接種日に余裕をもって手続きしてください。
・県内の他市町村の医療機関で接種を希望される場合の手続き方法は、こちらをご覧ください。
・県外の医療機関等で接種を希望される場合はの手続き方法は、こちらをご覧ください。
接種に保護者が同行できない。接種を受ける本人だけで医療機関へ行ってもいいか。
できるだけ保護者やご家族が同行されることをお勧めします。
HPVワクチン接種直後に、注射による痛み、恐怖、興奮などをきっかけとして、立ちくらみがしたり、血の気が引いて、 ときに気を失うことがあります。血管迷走神経反射という誰にでも起こる可能性がある反応で、 通常、横になって休めば自然に回復しますが、 失神し、倒れて怪我をする例も報告されているため、接種後は保護者等に付き添っていただけると安心です。
なお、国の定めた予防接種実施要領によれば、満16歳以上の者は保護者の同意は必要無いとされていますので、接種を受ける本人が16歳以上の場合は、保護者の同行は必須とは言えません。
ただし、医療機関によっては安全上の配慮から保護者等の同行を求められる場合がありますので、ご予約の際に医療機関へお尋ねください。
HPVワクチン接種直後に、注射による痛み、恐怖、興奮などをきっかけとして、立ちくらみがしたり、血の気が引いて、 ときに気を失うことがあります。血管迷走神経反射という誰にでも起こる可能性がある反応で、 通常、横になって休めば自然に回復しますが、 失神し、倒れて怪我をする例も報告されているため、接種後は保護者等に付き添っていただけると安心です。
なお、国の定めた予防接種実施要領によれば、満16歳以上の者は保護者の同意は必要無いとされていますので、接種を受ける本人が16歳以上の場合は、保護者の同行は必須とは言えません。
ただし、医療機関によっては安全上の配慮から保護者等の同行を求められる場合がありますので、ご予約の際に医療機関へお尋ねください。
接種した後の副反応が怖いので接種するか迷っている。
厚生労働省ホームページの資料をよく読み(新しいウィンドウで開きます)、疑問があれば医師に相談してください。極めてまれではあるものの、副反応による健康被害(病気になったり障がいが残ったりすること)をなくすことはできないことから、国の救済制度が設けられています。詳しくは厚生労働省ホームページ「予防接種健康被害救済制度について 」をご覧ください。(新しいウィンドウで開きます)
接種したくない。接種しなくてはいけないのか。
接種は強制ではありません。また、1回目、2回目の接種で気になる症状が現れた場合は、以降の接種をやめることができます。HPVワクチンの接種は予防接種法に基づいて実施されており、国内外の研究結果から、ワクチン接種による子宮頸がんの予防効果などのメリットが、副反応などのデメリットよりも大きいことを確認して、皆さまに接種をお勧めしています。
しかしながら、接種は強制ではなく、あくまでご本人の意思に基づき接種を受けていただくものです。接種を望まない方に接種を強制することはありません。また、接種対象者やその保護者の同意なく、接種が行われることはありません。
実際に予防接種を受ける際は、ワクチンの有効性とリスクを十分に理解した上で、受けるかどうかご判断ください。ワクチンの有効性とリスクについてはHPVワクチンに関する厚生労働省のリーフレットもご参照ください。(新しいウィンドウで開きます)
子宮頸がんの早期発見・早期治療のために、20歳からは子宮頸がん検診を定期的に受診してください。
HPVワクチンを接種したら、子宮頸がんにかからないのか。
かからないわけではありません。サーバリックス(2価)、ガーダシル(4価)HPVワクチンは、子宮頸がん全体の50~70%の原因とされる2種類のヒトパピローマウイルス(16型と18型)などの持続感染等に対して予防効果をもつワクチンです。また、新たに追加されるシルガード9(9価)は、16型と18型に加え、ほかの5種類のHPVの感染も防ぐため、子宮頸がんの原因の80~90%を防ぎます。海外や日本で行われた疫学調査(集団を対象として病気の発生などを調べる調査)では 、HPVワクチンを導入することにより、子宮頸がんの前がん病変を予防する効果が示されています。また、接種が進んでいる一部の国では、子宮頸がんそのものを予防する効果があることも分かってきています。特に20-30歳代で発症する子宮頸がんを予防するためにはワクチンの効果が期待されています。
ただし、ワクチンは全ての高リスク型HPV感染は予防できません。またワクチンを接種した場合でも、免疫が不十分である場合や、ワクチンに含まれていない型による子宮頸がんの可能性はあり得るので、早期発見・早期治療のために子宮頸がん検診も定期的に受診しましょう。
定期予防接種
母子健康手帳をなくしてしまった。
HPVワクチンの接種を受けたことがない場合は、接種を希望する医療機関へご相談ください。
これまでにHPVワクチンを接種したことがある場合は、接種時にHPVワクチンの接種済証を持参してください。
母子健康手帳も接種済証もない場合は、岡崎市保健所または過去に接種を受けた医療機関へお問い合わせください。
また、1か月以内に他の予防接種(二種混合、日本脳炎、新型コロナワクチン等)を受けている場合は、その接種済証も持参してください。
これまでにHPVワクチンを接種したことがある場合は、接種時にHPVワクチンの接種済証を持参してください。
母子健康手帳も接種済証もない場合は、岡崎市保健所または過去に接種を受けた医療機関へお問い合わせください。
また、1か月以内に他の予防接種(二種混合、日本脳炎、新型コロナワクチン等)を受けている場合は、その接種済証も持参してください。
海外でHPVワクチンを接種した。日本で接種しなおすべきか。
接種しなおす必要はありません。接種が完了していない場合は、同一ワクチンで残りの回数の接種を受けてください。
キャッチアップ接種
HPVワクチンを1回目または2回目まで接種したあと、数年経過してしまった。今後、何回接種すべきか。
1回接種したことがあるかたは残り2回を、2回接種したことがあるかたは残り1回を接種できます。年数が経っていても、最初から接種しなおす必要はありません。
なお、接種間隔については通常どおり(定期予防接種と同じ)になります。例えば、4価ワクチン(ガーダシル)を1年以上前に1回接種している場合は、2回目の接種はすぐに可能です。3回目の接種は、2回目の接種から3か月以上の間隔をおいてください。詳しくは厚生労働省ホームページ「ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチンの接種を逃した方へ~キャッチアップ接種のご案内~」をご覧ください。
なお、接種間隔については通常どおり(定期予防接種と同じ)になります。例えば、4価ワクチン(ガーダシル)を1年以上前に1回接種している場合は、2回目の接種はすぐに可能です。3回目の接種は、2回目の接種から3か月以上の間隔をおいてください。詳しくは厚生労働省ホームページ「ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチンの接種を逃した方へ~キャッチアップ接種のご案内~」をご覧ください。
以前にHPVワクチンを接種したが、回数とワクチンの種類を忘れてしまった。母子健康手帳も接種済証もない。
定期予防接種の期間内(小学6年生から高校1年生の年齢相当)に岡崎市の接種券を使用して接種を受けた場合は、接種を受ける本人または保護者から岡崎市保健所(下記担当)へお問い合わせください。
任意接種(岡崎市の接種券を使用せず、自費で接種した)の場合は、接種した医療機関で接種日とワクチンの種類を確認してください。
一切の記録が残っていない場合は、接種を受ける医療機関の医師と相談のうえ、ワクチンの種類と接種回数を決定してください。
任意接種(岡崎市の接種券を使用せず、自費で接種した)の場合は、接種した医療機関で接種日とワクチンの種類を確認してください。
一切の記録が残っていない場合は、接種を受ける医療機関の医師と相談のうえ、ワクチンの種類と接種回数を決定してください。
キャッチアップ接種の世代(高校2年生以上)でも、接種すれば効果があるのか。
16歳ごろまでに接種するのが最も効果が高いですが、20歳頃の初回接種まではある程度の有効性が保たれることや、性的接触の経験がない場合はそれ以上の年齢についても一定程度の有効性があることが国内外の研究で示されています。
性的接触の経験によるHPV感染によって、ワクチンの予防効果が減少することが示されていますが、性的接触の経験がある場合でも、ワクチンの予防効果がなくなってしまうわけではありません。
HPVワクチンの対象年齢を過ぎてからの接種の有効性などに関するエビデンスについては、厚生労働省ホームページに掲載の「第26回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会 資料5-2」 (新しいウィンドウで開きます)をご参照ください。
性的接触の経験によるHPV感染によって、ワクチンの予防効果が減少することが示されていますが、性的接触の経験がある場合でも、ワクチンの予防効果がなくなってしまうわけではありません。
HPVワクチンの対象年齢を過ぎてからの接種の有効性などに関するエビデンスについては、厚生労働省ホームページに掲載の「第26回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会 資料5-2」 (新しいウィンドウで開きます)をご参照ください。
ただしHPVワクチンには、すでに感染しているウイルスを排除する効果はありません。20歳を過ぎたら、2年に1回の子宮頸がん検診を受診してください。
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